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1月1日に発生した能登半島地震は甚大な被害をもたらしました。突如として日常生活を一変させてしまう自然災害の恐ろしさと、日頃から災害に備えることの大切さを改めて実感することとなりました。区では、大きな地震が起きた時、自宅に被害がなければ避難所に行かずに自宅で生活を続ける在宅避難を勧めています。住み慣れた自宅での生活は、避難生活でストレスを感じることやプライバシーを気にすることなく過ごすことができ、感染症等のリスクも減らすことができます。在宅避難をするためには、家庭での防災の備えをしておくことが非常に重要です。今一度、家庭での災害への備えを見直しましょう。
災害時のための備えには使いながら備蓄をするローリングストック法が有効です。
(1)最初に多めに購入する。消費期限内に使い切る量が目安
(2)消費期限の短いものから順番に使う
(3)消費した分を補充し、いつも一定量に保つ
ローリングストック法は、食料品だけでなく、生活用品にも使えます。ラップ・ホイル・ビニール袋等、日常生活でよく使うものを「買い置き」し、使った分だけ買い足すと、いざというときに慌てません。
災害用に購入した買い置き品の賞味期限が近づいている場合があります。定期的に食品の表示を確認し、早めに食べきりましょう。
東京消防庁の調査によると、近年発生した地震でけがをした人のうち、家具の転倒・落下が原因だった割合は3割から5割を占めています。家具の転倒・落下は、避難経路をふさいで、いざというときの避難が遅れることにもつながります。大型の家具をしっかり固定したり、家具の配置を工夫したりして、安全安心なわが家を作りましょう。
寝室や子ども部屋にはできるだけ家具を置かないようにしましょう。置く場合は固定しましょう。
玄関等の出入り口につながる通路には倒れやすい家具や落下しそうな物を置かないようにしましょう。
高い場所に物を置かないようにしましょう。軽いものを上に、重い物を下に置いて重心を下げるといった工夫もできます。本棚等は隙間なく本を並べる等、なるべく隙間を作らないようにしましょう。