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更新日:2025年3月21日
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目次
令和6年度 区民景観セレクション(第8回)選定結果
令和6年度 区民景観セレクション(第8回)の結果を以下に掲載しています。毎年のセレクションを蓄積して、港区景観100選を目指していきます!
募集の概要
- 募集期間:令和6年5月21日~6月28日
- 応募件数:137件
応募テーマ
メインテーマ部門 | 私にとっての大事な景色 (豊かな気持ちになる、それを見ると気が晴ればれとする、みんなと共に生きているという実感が生まれる など) |
選択応募部門 (右のテーマから選択) |
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風情ある坂道や階段、斜面に沿った緑地など、自然・地形を感じる景観 | |
昔ながらの雰囲気や寺町の風情など、味わい深い歴史・文化を感じる景観 |
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にぎわいのある通り、美しい並木道など、回遊したくなる楽しい通りの景観 | |
お洒落なしつらえ、印象的で足をとめたくなるような、街かどの景観 | |
海辺や運河・河川沿いなど、うるおいのある水辺の景観 | |
地域の身近なランドマーク景観 | |
その他(「祭り・マルシェ等のにぎわいある景観」など) |
メインテーマの設定について
第1~7回 区民景観セレクションに選定された57件の景観についてテーマや場所を分析し、その結果を元に第30回 港区景観審議会(令和6年3月14日開催)で今回のメインテーマの設定について議論を行いました。
選定結果
応募された景観について、港区景観審議会委員による予備選定を行った後、港区景観表彰選定審査会による審査を行いました。
その結果、第8回は以下11件を区民景観セレクションとして選定しました。
受賞景観 | 場所 | テーマ |
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太古と現在がかさなる場所 芝丸山古墳《グランプリ》 | 芝公園四丁目 | 私にとっての大事な景色 自然・地形を感じる景観 |
Which way? 札の辻《グランプリ》 |
芝五丁目 | 回遊したくなる楽しい通りの景観 |
夕暮れの運河の船溜まり | 芝浦四丁目 | 私にとっての大事な景色 |
高輪の眺めの良い階段 | 高輪四丁目 |
私にとっての大事な景色 |
みなとパーク芝浦のデッキ | 芝浦一丁目 | 私にとっての大事な景色 |
煉瓦アーチ高架橋1909 | 新橋二丁目 |
私にとっての大事な景色 |
高輪消防署二本榎出張所 | 高輪二丁目 | 私にとっての大事な景色 味わい深い歴史・文化を感じる景観 |
多様な人が集まる、青山のみゆき通りのエンジュ並木 | 南青山五丁目 | 回遊したくなる楽しい通りの景観 |
自然の中のカフェ | 六本木一丁目 |
街かどの景観 |
六本木ヒルズを望む | 六本木七丁目 |
地域の身近なランドマーク景観 |
地域の氏神様 春日神社 | 三田二丁目 | 味わい深い歴史・文化を感じる景観 |
太古と現在がかさなる場所 芝丸山古墳《グランプリ》
テーマ | 私にとっての大事な景色 風情ある坂道や階段、斜面に沿った緑地など、自然・地形を感じる景観 |
応募者からの 推薦コメント |
開発が続く大都市東京の真ん中で、古代から続く変わらない地形と古墳群や貝塚を含めた古代からの歴史に思いを巡らせることのできる貴重な場所であると思います。<応募者氏名:山中 崇史(区内在住)>
4世紀に建てられた都内最大級の前方後円墳を知る人は区民でも少ないと思います。自由に歩いて、古墳の大きさを感じることができます。周囲には古木も多く、公園開園150年の時間も感じます。<応募者氏名:矢野 隆弘(区内在住)>
都内最大級の前方後円墳なのに、高層ビルや東京タワーに囲まれているという驚きの位置関係。しかも、貴重な遺跡なのに木々や緑が覆い、遺跡の上を自由に散歩でき、生活の中に溶け込んでいると<応募者氏名:匿名(区内在住)> |
選定にあたって の評価コメント |
丸山古墳を知ったきっかけはエコプラザの講座。子どもイベントで賑わい、猫がいたり、古墳を超えて反対側に行くことができたりする。様々な切り口での古墳作品があり、訪れたきっかけと思い出は人それぞれ。太古からの地の向こうに青い海と潮風さえ感じる。素朴が一番と理解させられる景観。
その他の評価コメント ・都心の港区の古墳。地域の歴史として景観としても大切にしたい。 |
Which way? 札の辻《グランプリ》
テーマ | にぎわいのある通り、美しい並木道など、回遊したくなる楽しい通りの景観 |
応募者からの 推薦コメント |
新しく建て替えられた札の辻歩道橋の上から、撮影しました。交通量が多い国道15号と三田通りの二つの別方向の道がきれいに見渡せます。<応募者氏名:宋 世栄(区内在住)> |
選定にあたって の評価コメント |
札の辻という名称は高札場が設けられていたことによる。東海道から江戸への正面入口であり、江戸湾が眺められ、絶好の景色であったと言われている。長いこと車で混雑する殺風景な町はずれの交差点だったが、歩道橋の改装などで人が行き来する賑やかな光景が戻ってきた、東京タワーも眺められ夜景もワクワクする街角である。
その他の評価コメント ・新しい視点場からの風景。Y字路ならではの景観。 |
夕暮れの運河の船溜まり
テーマ | 私にとっての大事な景色 |
応募者からの 推薦コメント |
運河のさまざまな風景は暮らしの一部。夕暮れの爽やかな青色にライトアップされた渚橋、たくさんの小舟が係留されているはしけ、モノレールが行き交う様。<応募者氏名:匿名(区内在住)> |
選定にあたって の評価コメント |
渚橋近くなどのモノレールの景観で第5回受賞済み。ということは「芝浦西運河」に凄い魅力がある証拠。夕凪橋から渚橋の間の船がシュッとし過ぎず、写生したくなる夕暮れ時の変化は素敵です。
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高輪の眺めの良い階段
テーマ | 私にとっての大事な景色 |
応募者からの 推薦コメント |
高輪の品川駅周辺の変わりゆく風景と、昔から変わらない高台の階段との組み合わせというのは、東京でも珍しい景観かもしれません。 <応募者氏名:一之瀬 稔(区内在住)> |
選定にあたって の評価コメント |
高低差の大きい高輪の地形によって生まれた階段街路と、そこから見える品川の高層ビル群の対比が面白い。今後も変化し続ける品川を見守る視点場として、周囲の環境を含めた変わらない風景を大事にしていきたい。
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みなとパーク芝浦のデッキ
テーマ | 私にとっての大事な景色 |
応募者からの 推薦コメント |
芝浦公園とモノレールを眺めながら、ムスブ田町へ買い物に行く、日曜日の昼下がり <応募者氏名:伊藤 秀立(区内在住)> |
選定にあたって の評価コメント |
このデッキに遠巻きに縁取られて、芝浦公園周辺は景観的な安定感を増したようだ。しかも、デッキに立てば公園に寛ぐ人々の様子が手に取るように俯瞰できる。これにモノレールが華を添える。デッキもまた周囲から魅力を得ているのだ。
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煉瓦アーチ高架橋1909
テーマ | 私にとっての大事な景色 |
応募者からの 推薦コメント |
1909は煉瓦造りアーチ型高架橋の東京市街線の竣工年。記憶は戦後の屋台や場外馬券売り場に集まる人々の熱気だ。今、駅前広場に立てば時代の波に洗われた高架橋は心の安らぎの場だなぁ。 <応募者氏名:石綿 修一(区内在住)> |
選定にあたって の評価コメント |
煉瓦アーチ式の東京市街線高架橋は着工が1900年、浜松町-現新橋駅(旧烏森駅)の開業が1909年。応募者は新橋駅西口広場と烏森口から高架橋を捉えている。変貌著しい港区に明治の遺産が現役で存続して都市景観に深みを与えている。
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高輪消防署二本榎出張所
テーマ | 私にとっての大事な景色 昔ながらの雰囲気や寺町の風情など、味わい深い歴史・文化を感じる景観 |
応募者からの 推薦コメント |
立地も建物も目的も変わらないものが身近に残っていることで、励まされています。造ったり、守ったり、今も関心を持ってくれる、まちづくりの関係者の皆さんに感謝しています。 <応募者氏名:一之瀬 稔(区内在住)> 東京都選定歴史的建造物である「高輪消防署二本榎出張所」越しに高輪ゲートウェイ駅の建設中ビルがあり、新旧の建造物が撮影出来るのがポイントです。 <応募者氏名:三枝 修(区内在住)> |
選定にあたって の評価コメント |
かつては江戸のエッジであったため今も多くの寺社が立ち並ぶ二本榎通りの高輪エリア。曲面壁と望楼が特徴的な昭和初期の建築物は、そこから望む令和の高輪ゲートウェイと江戸の寺社をつなぐ要とも言える。
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多様な人が集まる、青山のみゆき通りのエンジュ並木
テーマ | にぎわいのある通り、美しい並木道など、回遊したくなる楽しい通りの景観 |
応募者からの 推薦コメント |
みゆき通りは、小学校、能楽堂、洋菓子店、カフェなどが並び、おしゃれな人、小学生など、多様な人が通る。自然に枝葉を広げるエンジュの並木が心地よい。<応募者氏名:藤井 京乃(区内在住)> |
選定にあたって の評価コメント |
かつてはファッションビルのデザインなどで注目されていたみゆき通りですが、現在は、剪定などの管理に細やかに配慮し、自然な枝ぶりを生かしたエンジュの並木道として、訪れる人々に美しい景観を提供している点を高く評価します。
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自然の中のカフェ
テーマ | お洒落なしつらえ、印象的で足を止めたくなるような、街かどの景観 |
応募者からの 推薦コメント |
繁華街や賑やかな通りだけでなく、緑溢れる閑静な雰囲気の中にカフェがあったりするのも港区の魅力の一つ。ここはまるで避暑地のような自然の多いエリアで、東京の中心にいることをすっかり忘れてしまいます。<応募者氏名:長岡 吾朗(区内在勤)> |
選定にあたって の評価コメント |
撮影時期であるアガパンサスの紫の花が咲く頃は、周囲の緑も一層鮮やかに目を引く光景が広がっていたことが容易に想像できます。このような洗練された建物周囲と庭園が公に開かれ、自由に楽しめる環境こそ港区らしさを象徴していると言えるでしょう。
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六本木ヒルズを望む
テーマ | 地域の身近なランドマーク景観 |
応募者からの 推薦コメント |
六本木ヒルズは港区を代表する景観の一つだと思います。青山公園の緑とのコントラストを愛でてください。 <応募者氏名:奥平 浩(区内在住)> |
選定にあたって の評価コメント |
南青山陸橋から見る六本木ヒルズは、少し距離を置いた視点であるため、空の広がりを感じられるとともに、ビル群の中でひときわ極立ちながらも、青山公園の緑と調和し、風景に溶け込んでいるという印象を受けました。
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地域の氏神様 春日神社
テーマ | 味わい深い歴史・文化を感じる景観 |
応募者からの 推薦コメント |
三田地区に暮らして50年以上になりますが、引っ越してきた時に地域の氏神様にご挨拶しようと考え、調べて参拝したのがこの神社でした。 <応募者氏名:工藤 裕美(区内在住)> |
選定にあたって の評価コメント |
958年武蔵国国司の藤原正房が任国の際、目黒区三田に勧請。1533-1555年港区へ遷座。天児屋根命は祝詞の神、出世の神で藤原氏の氏神。道路とビルに囲まれた厳しい立地だが、会社や学校が多い地域で敬われてきた。
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港区みどりの街づくり賞・景観街づくり賞・区民景観セレクション パンフレットのダウンロード
令和6年度「港区みどりの街づくり賞・景観街づくり賞・区民景観セレクション」パンフレット(PDF:4,796KB)
※パンフレットは区役所6階 都市計画課の窓口、各地区総合支所などで配布しています。
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