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港区は、東京都のほぼ南東部に位置して、東は東京湾に面し、その北端でわずかに中央区に接し、北は千代田区と新宿区に、西は渋谷区、南は品川区、東は江東区にそれぞれ隣接しています。
港区の東端は台場2丁目(東経139度47分)、西端は北青山3丁目(東経139度42分)で、南端は高輪4丁目(北緯35度37分)、北端は元赤坂2丁目(北緯35度41分)です。南北の距離は約6.5km、東西は約6.6kmです。
港区は、北西一帯の高台地と、南東の東京湾に面した低地および芝浦海浜の埋め立て地からなっています。
高台地は秩父山麓に端を発している武蔵野台地の末端で、これらの台地は小さな突起状の丘陵となっているため、東京23区の中で最も起伏に富んだ地形をもっています。
区の中央部には、西から東に流れる古川(金杉川)流域に平地部が横たわっています。
港区の総面積は20.37平方キロメートルです。
芝地区総合支所管内:4.45平方キロメートル、麻布地区総合支所管内:3.79平方キロメートル、赤坂地区総合支所管内:4.01平方キロメートル、高輪地区総合支所管内:3.48平方キロメートル、芝浦港南地区総合支所管内:4.64平方キロメートルとなっています。
この面積は、23区の総面積627.57平方キロメートルの約3.25パーセントにあたり、23区中12番目の広さです。また、最も大きな大田区の3分の1強、最も小さな台東区の約2倍になります。
名前のついているものだけでも80以上の坂があります。
坂の名前は、「綱坂」「綱の手引き坂」のように伝説にまつわるもの(羅生門の鬼退治で有名な、源頼光の四天王の一人渡辺綱にちなんだ名前)、「潮見坂」「富士見坂」などの景観にちなんだもの、「薬研坂」「雁木坂」などの坂の形からつけられたもの、「氷川坂」「鳥居坂」など坂のところにあった寺社や大名屋敷からつけられたもの、などがあります。
古くから重要な二つの街道が通っています。
一つは新橋から芝を通り高輪に抜ける第一京浜国道(国道15号線)で、江戸時代最も重要な街道のひとつであった東海道です。高輪には江戸の町の玄関である大木戸跡の石塁が残されています。
もう一つは、赤坂見附から青山を通り渋谷に抜ける青山通り(国道246号線)で、古くは厚木街道(大山道)と呼ばれ、江戸と相模を結ぶ重要な街道です。この街道の両側には、徳川家康の重臣であった青山家の広大な屋敷が広がっていました。
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