更新日：2023年5月21日

障害者であることが特定される「障害者福祉課」のロゴ入り点字封筒に関する意見書

内容

障害者であることが特定される「障害者福祉課」のロゴ入り点字封筒に関する意見書
【意見書の趣旨】
「障害者福祉課」のロゴ入り点字封筒は、受取人が「障害者」であることが特定されるものです。「障害者」であるという情報は、個人情報保護法においては「要配慮個人情報」の対象とされるものであり、非常にセンシティブなものです。集合住宅においては誤配の可能性も高く、封書の宛名のみで個人情報が洩れる可能性もあります。プライバシー保護の観点からも問題があると考えます。
一方で、「障害者福祉課」と書いていないと、どこから来た書類かわからないから困るという当事者の意見や、宛名不明で戻った場合には担当課がわからないという区役所側の意見もあるかと思います。
そのため、この封筒の使用の是非については、各人に確認していただくようお願いいたします。また、宛名不明で戻った場合に備えて、保健福祉部1、といった番号で課を管理する方法もご検討ください。


【意見書の補足】
例えば、以下のような文書での確認作業をお願いします。


「障害者福祉課」のロゴ入り点字封筒の使用の是非について
「障害者福祉課」のロゴ入り点字封筒での受け取りは「障害者」であることが特定されるため問題であるとのご指摘を頂戴いたしました。一方で、「障害者福祉課」と明記されていないとどこからの通知なのかわかりづらいというご意見も頂戴しております。
つきましては、どちらの封簡を希望されるのか、ご回答（レ点）をお願いいたします。
尚、ご回答いただけない場合におきましては、従来通りのロゴ入りの封筒での送付とさせていただきます。
□従来どおり「障害者福祉課」のロゴ入り点字封筒を希望する。
□今後は「障害者福祉課」のロゴ入点字封筒を希望しない。以下の封筒を希望する。
□港区役所とだけ書かれた封筒を希望する。
□港区役所保健福祉部というロゴの封筒を希望する
□その他（）
以上

区の対応・考え方

これまで、東京都重度心身障害者手当受給者現況届を送付する封筒は、人権・個人情報保護の配慮から、発送所管である障害者福祉課名を伏せて送付する等、本人の申し出により、個別に対応しております。しかしながら、この度、担当者の認識誤りにより、発信元を明確にし、問合せ先等を円滑に行えるよう、障害者福祉課名の入った封筒で送付してしまいました。ご迷惑、不快な思いをされたことを深くお詫び申しあげます。
次回以降、「障害者福祉課のロゴや点字の入った仕様の封筒を希望されない方は、こちらまでご連絡下さい。」として、個別のご事情、状況を十分に確認したうえで、ご案内を差し上げるよう、取扱いに十分に配慮いたします。
全ての区民の皆様が、確実に情報を受け取り、安心して障害者サービスをご利用いただけるよう、引き続き、個人情報の取扱いについて、あらゆる機会を通じてしっかりと職員教育に取り組んでまいりますので、何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

担当課

保健福祉支援部障害者福祉課障害者支援係

ご意見をいただいた時期

令和5年2月

関連分野

健康・福祉-障害者-障害者