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春から初夏にかけて、ハチが一カ所にびっしりと集まり、塊をつくることがあります。
この一連の行動を「分蜂(ぶんぽう)」といいます。
このページでは、ミツバチ特有の習性である分蜂についてご説明します。
分蜂とは、別名「巣分かれ」と言います。簡単に言うとミツバチの引っ越しです。
ミツバチにとって、群れを増やす方法として重要な役割を果たす習性です。
主に、天気の良い日に多いといわれています。
上の写真は、港区内で見られた分蜂の様子です。
ミツバチは、花粉を媒介してくれる益虫としての面が大きく、自然界の中で重要な役割を持っています。
ミツバチは攻撃性の低いハチですが、巣などに危険を感じると刺すこともあります。
分蜂を行う蜂は、元いた巣から飛び立つときに、お腹いっぱいに蜜を蓄えて飛び立ちます。そのため、不用意に近づいて刺激したりしなければ、刺してくることはほとんどありません。
分蜂中のハチを見かけても、あわてて殺虫剤をかけたりせず、ぜひそっと見守っていただきますようお願いします。
ミツバチは箱状のものや天井裏、戸袋等の閉鎖空間に巣をつくります。
分蜂中のミツバチを見かけた際、巣を作られるのを避けたければ、巣になりそう箱などは片づけてください。
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