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更新日:2024年10月22日

軽度外傷性脳損傷(MTBI)について

~大事な脳を守ろう~

軽度外傷性脳損傷(MTBI)とは?

交通事故や転倒、スポーツ事故などで頭を打ったり、脳が前後左右に揺さぶられると、脳にダメージを受けることがあります。

受傷した時の意識障害は軽く、CTやMRI等の検査上は脳の損傷が認められなくても、高次脳機能障害や手足の運動障害や知覚障害など、生活に支障がある症状が出ることがあります。

区では、平成27年度から軽度外傷性脳損傷(MTBI)の理解促進及び普及啓発を目的として、普及啓発用パンフレットを作成し、各総合支所や児童館、いきいきプラザ、区立小中学校等で配布しています。

主な原因

●交通事故

●転倒

●暴力

●高所からの転落

●スポーツ外傷

●乳幼児の揺さぶり

症状

<事故の後の症状例>

●短時間(約30分以内)の意識消失

●意識状態がいつもと違う

●事故の前後の記憶がない

●けいれんがあった

●手足に力が入りにくい

●手足がしびれる

※事故後、数日経過してから現れることがあり、注意が必要です。

<主な症状>

●高次脳機能障害

●発作性意識障害

てんかん発作

●脳神経関連の症状の例

視野が狭くなる

味やにおいがわからなくなる

耳が聞こえにくくなる

手足の動きや感覚が鈍くなる(運動麻痺や知覚麻痺)

排尿や排便に支障をきたす

<高次脳機能障害の主な症状>

●注意障害

集中力が続かない

気が散りやすい

二つのことが同時にできない

●記憶障害

新しいことを覚えられない

少し前のことが思い出せない

●遂行機能障害

段取りよく物事を進めることができない

計画を立てて実行できない

●社会的行動障害

自分の行動や感情をコントロールすることができない

●失語症

話が理解できない

話そうとしても言葉が出てこない

文字が読めない、書けない

●半側空間無視

目の前の空間の半分(主に左側)に注意がいかない

※他に失行症、半側身体失認、地誌的障害、失認症などがあります

MTBIの予防

~脳を衝撃から守りましょう~

●赤ちゃんを強く揺さぶらないようにしましょう

●体格にあったチャイルドシート、シートベルトを使用しましょう

●自転車に乗るときは、ヘルメットを着用しましょう

●スポーツでは防具を使用しましょう

●室内の整理、滑らない敷物、手すりや段差解消で、転倒を予防しましょう

~いつでも安全対策は万全に!~

MTBIの診断

事故の後に、いつもの状態と異なる自覚・他覚症状が現れたら、医療機関を受診しましょう。

日数がたってから、症状が現れる場合があります

MTBIの理解と支援

MTBIの症状の現れ方は人それぞれです

MTBIと診断されないまま様々な症状に悩まされている方がいます

事故後の後遺症による日常生活や社会生活のしづらさについて、私たち一人ひとりの理解と支援が求められています

問合せ

港区保健福祉支援部

障害者福祉課障害者支援係

〒105-8511港区芝公園1丁目5番地25

電話:03-3578-2462

ファックス:03-3578-2678

高次脳機能障害に関する相談

港区立障害保健福祉センター

〒105-0014港区芝1丁目8番地23

電話:03-5439-2511

ファックス:03-5439-2514

 

 

 

 

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お問い合わせ

所属課室:保健福祉支援部障害者福祉課障害者支援係

電話番号:03-3578-2458

ファックス番号:03-3578-2678