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~大事な脳を守ろう~
軽度外傷性脳損傷(MTBI)とは?
交通事故や転倒、スポーツ事故などで頭を打ったり、脳が前後左右に揺さぶられると、脳にダメージを受けることがあります。
受傷した時の意識障害は軽く、CTやMRI等の検査上は脳の損傷が認められなくても、高次脳機能障害や手足の運動障害や知覚障害など、生活に支障がある症状が出ることがあります。
区では、平成27年度から軽度外傷性脳損傷(MTBI)の理解促進及び普及啓発を目的として、普及啓発用パンフレットを作成し、各総合支所や児童館、いきいきプラザ、区立小中学校等で配布しています。
●交通事故
●転倒
●暴力
●高所からの転落
●スポーツ外傷
●乳幼児の揺さぶり
●短時間(約30分以内)の意識消失
●意識状態がいつもと違う
●事故の前後の記憶がない
●けいれんがあった
●手足に力が入りにくい
●手足がしびれる
※事故後、数日経過してから現れることがあり、注意が必要です。
●高次脳機能障害
●発作性意識障害
てんかん発作
●脳神経関連の症状の例
視野が狭くなる
味やにおいがわからなくなる
耳が聞こえにくくなる
手足の動きや感覚が鈍くなる(運動麻痺や知覚麻痺)
排尿や排便に支障をきたす
●注意障害
集中力が続かない
気が散りやすい
二つのことが同時にできない
●記憶障害
新しいことを覚えられない
少し前のことが思い出せない
●遂行機能障害
段取りよく物事を進めることができない
計画を立てて実行できない
●社会的行動障害
自分の行動や感情をコントロールすることができない
●失語症
話が理解できない
話そうとしても言葉が出てこない
文字が読めない、書けない
●半側空間無視
目の前の空間の半分(主に左側)に注意がいかない
※他に失行症、半側身体失認、地誌的障害、失認症などがあります
●赤ちゃんを強く揺さぶらないようにしましょう
●体格にあったチャイルドシート、シートベルトを使用しましょう
●自転車に乗るときは、ヘルメットを着用しましょう
●スポーツでは防具を使用しましょう
●室内の整理、滑らない敷物、手すりや段差解消で、転倒を予防しましょう
~いつでも安全対策は万全に!~
日数がたってから、症状が現れる場合があります
MTBIの症状の現れ方は人それぞれです
MTBIと診断されないまま様々な症状に悩まされている方がいます
事故後の後遺症による日常生活や社会生活のしづらさについて、私たち一人ひとりの理解と支援が求められています
港区保健福祉支援部
障害者福祉課障害者支援係
〒105-8511港区芝公園1丁目5番地25
電話:03-3578-2462
ファックス:03-3578-2678
港区立障害保健福祉センター
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電話:03-5439-2511
ファックス:03-5439-2514
お問い合わせ
所属課室:保健福祉支援部障害者福祉課障害者支援係
電話番号:03-3578-2458
ファックス番号:03-3578-2678
外国語対応が必要な人、通訳オペレーター、区の職員の3人で会話ができます。