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うつ病の患者さんにとって、家族は身近に居る頼れるサポーターです。本人とともに家族や周囲に居る人も、うつ病に関する正しい知識を持つことが大切。最初のうちは一緒に受診することも良いでしょう。そして、本人のつらさを理解するためにも、本人の話を聴くことから始めましょう。どんなことを考えているのか・・・どうしてほしいと思っているのか・・・とにかく聞き役に徹します。相手の言うことを否定したり、問い詰めたりすることは控えて話を聴きます。無理強いせずに相手のペースに合わせて話を聴きましょう。時に感情的な言い方をしてくることもありますが、相手のペースにはまらず、客観的に話を聴くことが大切です。
気を使いすぎてかえってぎこちなくなることがあります。基本的には、今までと同じように普通に接するようにします。
つい心配で、本人を励まそうとしてしまいますが、それは禁物。本人はがんばりすぎてつらい状態になっています。本人のペースを大切にしながら話をしましょう。
原因を追及したくなりますが、それは結果的に悪者探しになってしまいます。「親の育て方が悪かった」とか「私の性格が悪いんだ」など。こうなるとますますつらくなり、人間関係や家族関係がギクシャクして協力体制を作ることも難しくなります。
落ち込んでいるときには、どうしてもマイナス思考になりがちで、客観的な判断ができなくなっています。退職・転職・離婚などの重大な決定はできるだけ先延ばしにします。
うつ病治療の基本のひとつは休養です。心身ともに疲れているのですから、ゆっくりと休ませてあげましょう。本人の話も良く聞きながら、家事や育児・介護など、手伝ってあげられることは手伝いながら、休ませます。
うつ病治療には、薬物療法が不可欠です。医師の指示に従って服薬させましょう。きちんと飲んでいるか、一度にたくさん飲んだりしないように、場合によっては家族が管理することも必要です。
うつ病の症状のために、甘えるときと攻撃的になるときがあります。後者のときは、距離を置いて見守るようにします。
(厚生労働省地域におけるうつ対策検討委員会 うつ対応マニュアルより)
うつ病、躁うつ病の正しい病気の理解を深め、家族や周囲の人が適切な対応ができることを目指した講座です。
詳細はチラシ(PDF:382KB)をご覧ください。
第1回目 |
精神科医から学ぶ うつ病と躁うつ病の基本知識 講師:東京慈恵医科大学付属病院 医師 中澤 亜美 氏 |
令和6年10月24日木曜日 |
第2回目 |
家族や周囲の対応の仕方 講師:虎の門龍醫院 公認心理師 芳澤 宏樹 氏 |
令和6年10月28日月曜日 |
※ 講義形式の講座です。
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お問い合わせ
所属課室:みなと保健所健康推進課地域保健係
電話番号:03-6400-0084(内線:3874)
ファックス番号:03-3455-4539
外国語対応が必要な人、通訳オペレーター、区の職員の3人で会話ができます。