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更新日:2024年3月21日

麻しん(はしか)にご注意ください

東京都より麻しん(はしか)患者の発生について(2024年3月19日発表)(外部サイトへリンク)報道発表がありました。

 

2024年2月26日 以下のような注意喚起が再度通知されました。

 今般、海外において、麻しんの流行が報告されており、特にヨーロッパ地域 における症例報告数は前年度の30倍以上に急増し、入院を要する重症例や死亡 例も確認されています。また、訪日外客数が多い地域である東南アジア地域についても、世界的に麻しんの症例報告数が多い地域の一つとなっています。
国内においては、既に海外からの輸入症例が契機と考えられる事例報告もあり、今後、輸入症例や国内における感染伝播事例が増加することが懸念さ れます。こうした状況を受けて、今般、国立感染症研究所において、最近の海外の感 染状況を踏まえた国内における麻しん症例の発生や流行の拡大の可能性についてのリスク評価を発出しましたので、お知らせいたします。

厚生労働省通知
麻しんの国内外での増加に伴う注意喚起について(再周知)(外部サイトへリンク)

国立感染症研究所
麻疹の発生に関するリスクアセスメント(外部サイトへリンク)

 

麻しん(はしか)とは

麻しんは、麻しんウイルスの空気感染・飛沫感染・接触感染によって感染・発症し、感染性が非常に高い感染症です。

麻しんウイルスに感染後、無症状の時期(潜伏期間)が約10~12日続きます。典型的には、症状が出始めてから2~4日は38℃前後の発熱、せき、鼻水、目やにが続き、一時熱が下がりかけたかと思うと、また39~40℃の高熱となり、首筋や顔などから赤い発しんが出始め、その後発しんは全身に広がります。高熱は3~4日で解熱し、次第に発しんも消失しますが、しばらく色素沈着が残ります。

麻しんに対する免疫が十分でない人が感染した場合、ほとんどの人が発病し、発症した人が周囲に感染させる期間は、症状が出現する1日前から発疹消失後4日くらいまで(または解熱後3日くらいまで)といわれています。
重症化に至ることも少なくない注意すべき疾患で、有効な治療薬はありませんが、ワクチンで予防することができます。

疾患情報(麻しん)(外部サイトへリンク)

麻しんを疑う症状が現れた場合

麻しんを疑う症状(発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血等)が現れた場合は、必ず事前に医療機関へ連絡し、麻しんの疑いがあることを伝えてください。医療機関へ移動の際には周囲の人への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を可能な限り避け、医療機関の指示に従って受診しましょう。

麻しん患者との接触したと思われる場合

麻しん患者と接触した方で、感染リスクが高い人には保健所から連絡が入り、保健所の健康観察の対象者となります。指定された期間、毎日熱を測り、麻しんが疑われる症状(発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血等)を認めた場合は、すぐに保健所へ連絡をお願いします。

予防接種を受けましょう

麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。

未罹患であり、かつ、麻しんの予防接種を必要回数である2回接種していない場合や、医療・教育関係者又は、海外渡航を計画している成人で、麻しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。

定期予防接種

原則として「麻しん・風しん混合ワクチン」(MRワクチン)を2回接種します。対象となってから、初めの3か月の間に受けるようにしましょう。

対象年齢は以下のとおりです。

  • 1期:1歳以上2歳未満
  • 2期:5歳以上7歳未満で、小学校就学前の4月から3月31日までの1年間

詳細は、子どもの予防接種をご覧ください。

任意接種

定期予防接種以外で任意に予防接種を受ける場合には、麻しんの予防接種(MRワクチン等)を実施している医療機関で接種を受けてください。

 

※港区で実施している抗体検査・予防接種助成事業は以下のとおりです。対象者などの詳細は、各ページをご確認ください。

①麻しん風しん混合(MR)ワクチン任意接種助成事業

②0歳児の保護者を対象にした麻しん対策事業
 

予防接種を実施している医療機関の検索方法

  1. 東京都医療機関案内サービス(ひまわり)(外部サイトへリンク)にアクセス
  2. 「医療機関をさがす」欄の「上記以外の項目でさがす」をクリック
  3. 「予防接種でさがす」をクリック
  4. ご希望の予防接種を選択し、さらに区市町村、町名を選択すると検索ができます。

 

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お問い合わせ

所属課室:みなと保健所保健予防課

電話番号:03-6400-0081

ファックス番号:03-3455-4460