現在のページ:トップページ > 健康・福祉 > 健康・医療 > 感染症 > HIV・性感染症 > 梅毒について

ここから本文です。

更新日:2023年6月21日

梅毒について

梅毒の患者報告数が増加しています

東京都では、梅毒の報告件数が2015年には1044人と千名を超え、2022年には3677人と増加しています。

特に、女性の梅毒患者数が増加しており東京都全体で、2015年の271人から2022年では1386人と急激に増加しています。

2022年では患者数が全国で1万人を超え、過去最多となります。

詳しくは東京都感染症情報センター(外部サイトへリンク)をご覧ください。

 

梅毒とは

梅毒トレポネーマによる感染症です。

感染している人との性行為や性的接触(粘膜や皮膚との直接接触)で感染する性感染症の1つで、早期発見・早期治療が大切です。慢性の感染症で、何年もかかって進行します。免疫ができず、何度でも感染します。自分でも気づかないまま、他の人に感染させる可能性があります。

 

梅毒は、早期の薬物治療で完治が可能ですが、無症状の「無症候性梅毒」の場合もあり、治療が遅れると脳や心臓に重大な合併症を起こします。また、妊婦が感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、先天性梅毒となる危険があります。(※妊婦健診の検査項目の中に梅毒検査が含まれていて、妊娠初期に検査することになっています。)

症状

病気の時期によって症状が異なります。

【早期顕症梅毒  第1期(感染後数週間)】

感染後約1か月で、感染した場所(性器・肛門・口など)に、できもの、しこり、ただれなどが出てきます。この症状は治療をしなくても数週間で症状は消えますが、治ったわけではなく第2期に進行していきます。

【 早期顕症梅毒 第2期(感染後数か月)】

感染後3か月程度経つと、手のひらや足の裏など全身に体に赤い発疹(梅毒性バラ疹)がでてきます。全身のリンパ節腫脹、発熱、倦怠感、関節痛などの症状が出る場合もあります。発疹は治療しなくても数週間から数か月で症状は消えますが、抗生物質で治療しない限り病原体は体内に残ります。

※第1期と第2期は、症状のある部分に病原体が多く含まれていて、他人に感染させる可能性が極めて高い時期です。

【 潜伏梅毒 】

症状がないまま何年も経過することがあり、膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍ができる場合がありますが、現在はまれです。皮膚や内臓で、静かに病気が進行していきます。

晩期顕症梅毒 】

数年~数10年後に、心臓、血管、神経の異常が現れることがあります。

予防対策

パートナー同士の感染有無の確認が、まん延防止に必要です。

不特定多数との性行為や、特に感染力が強い感染初期には、感染者との性行為を避けることが基本となります。  

検査

血液検査で診断します。

※感染の機会から、1か月経過したら受けましょう。1か月経過前に検査を受けた場合、正しい検査結果が出ないことがあります。

検査案内

みなと保健所でのHIV・梅毒検査

区内診療所でのHIV・感染症検査(aiチェック)

新橋あんしん検査「HIV・梅毒 夜間即日検査」

 

症状や検査については、お気軽に保健所にご相談ください。

お問い合わせ

所属課室:みなと保健所保健予防課保健予防係

電話番号:03-6400-0081

ファックス番号:03-3455-4460