現在のページ:トップページ > 区政情報 > 各種広報媒体・報道資料 > 広報紙 > 広報みなと > 広報みなと2024年 > 広報みなと2024年5月 > 広報みなと2024年5月1日号 トップページ > 広報みなと2024年5月1日号 いつまでも自分らしく暮らすために ~認知症になっても安心して暮らせるまち港区~
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認知症はどなたでもなる可能性があります
気になることはありませんか?
認知症は誰もがなる可能性があります。認知症は高齢者に多いですが、65歳未満で発症することもあります(若年性認知症)。自分自身や家族、大切な人が認知症と診断されることは、決して珍しいことではありません。しかし、認知症になっても工夫をしながら住み慣れた地域で生活している人はたくさんいます。
認知症になっても笑顔で自分らしい暮らしを続けるために、認知症への備えや認知症との付き合い方を考えてみませんか。
港区医師会では、港区健康診査・がん検診を受ける50歳以上の区民を対象に、「認知症セルフチェックシート健診」を実施しています。
健診結果は区に送られ、支援が必要な人や支援を希望した人には認知症支援コーディネーターが電話や訪問で個別支援を行います。
令和6年度末時点で50歳以上の区民で、健診結果を高齢者支援課および各高齢者相談センターへ情報提供することに同意する人
7月1日(月曜)から令和7年1月31日(金曜)
無料
※健診後の精査・診断・治療にかかる費用は、自己負担です。
港区健康診査・がん検診を受診する際に、「認知症セルフチェックシート健診受診希望」とお伝えください。
とき |
5月23日(木曜) |
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時間 |
午前10時30分から午前11時30分 |
プログラム |
おれんじひろば~本人ミーティング~ |
ところ |
みなとパーク芝浦 |
対象・定員 |
区民、20人(申込順) |
申し込み |
電話で、高齢者支援課高齢者相談支援係へ。 |
とき |
5月23日(木曜) |
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時間 |
午後1時30分から午後3時10分(午後1時開場) |
プログラム |
映画「オレンジ・ランプ」 |
ところ |
みなとパーク芝浦 |
対象・定員 |
区内在住・在勤・在学者、100人(区民優先で抽選) |
申し込み |
電話で、5月1日から14日(火曜)に、みなとコール(受付時間:午前9時(初日は午後2時)から午後5時)へ。 |
とき |
5月23日(木曜) |
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時間 |
午後3時30分から午後4時30分 |
プログラム |
丹野智文さんトークショー |
ところ |
みなとパーク芝浦 |
対象・定員 |
区内在住・在勤・在学者、100人(区民優先で抽選) |
申し込み |
電話で、5月1日から5月14日(火曜)に、みなとコール(受付時間:午前9時(初日は午後2時)から午後5時)へ。 |
港区の皆さん、こんにちは。丹野智文です。私は認知症と診断されてから11年が経ちました。
映画上映とトークショーに多くの人に参加してもらい、工夫をすれば認知症の症状を補えることを知ってもらいたいです。
皆さんに自分ごととして考えてもらい、安心して認知症になれる港区を考えるきっかけになればうれしいです。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
丹野 智文さん
社会福祉法人新生寿会
認知症の人やその家族、認知症予防に関心のある人等、どなたでも参加できるカフェです。
開催日等の詳細は、港区ホームページを、開催場所は開催場所ご覧ください。
芝地区 |
東京都済生会中央病院 |
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麻布地区 |
ありすいきいきプラザ |
赤坂地区 |
赤坂区民センター |
高輪地区 |
高輪区民センター |
芝浦港南地区 |
介護予防総合センター |
みんなとオレンジカフェは「医療機関連携型認知症介護者支援事業」として、毎回認知症専門医が参加し、講話や個別相談の時間を設けています。物忘れとの付き合い方、最新の薬について等、さまざまな話を聞くことができます。
個別相談では、「物忘れの症状があるが、受診した方がいいのか」等、気になることを直接医師に相談できます(個別相談は予約優先)。
ドクタータイムの様子
もともと介護予防総合センターへトレーニングに来ていて、カフェが気になっていたんです。記憶力が悪くなった自覚があったので認知症かなと思ってここに飛び込んでみたら、楽しかった。認知症の診察で病院に行った時には、医師から説明がほとんどなかった。診断されたばかりの時だし、私はきちんとした説明が欲しかったんです。カフェのドクタータイムで質疑応答できる時間があり、きちんと説明を受けることができて自分の症状が納得できました。先生と話して行く中でヒントをもらい、飲んでいた薬を止める決断をしたら症状が少し改善した気がします。最近は英会話サークルやカラオケが趣味ですね。口腔を刺激するのが認知症にいいとのことで、楽しみながらやっていますよ。認知症は年を取れば誰もがかかる病気です。オレンジカフェは情報収集ができる場所。疑問に思ったことを先生に直接聞けるし、社会参加の場にもなります。自分にとっては先生とのつながりが一番のメリットで、友達ができるのが2番目のメリットですね。
もともといろいろなボランティアをしていましたが、「広報みなと」でみんなとオレンジカフェボランティア養成講座の募集を見て、人のお役に立ちたい、社会とつながりを持ちたいと思って講座に参加しました。ボランティアをする側もされる側も“境”は無いという気持ちで務めています。カフェに参加される人から何度も同じ話を聞くこともありますが、それが楽しいですね。居心地のいい場所です。こういう場が広がって、社会全体にも“境”が無くなっていけばいいと思います。体力が続く限りボランティアを続けていきたいです。
みんなとオレンジカフェでは、認知症の本人・家族、認知症が心配な人、予防に興味のある人、介護中の人等、誰でも安心して不安や悩みを気軽に話せる場を提供しています。私たちは医療とつなげたり、地域包括の専門職とつなげたりする橋渡しの役割です。カフェの主役は参加者の皆さん。私たちは参加者に寄り添うことと人を大事にすることを徹底しています。
最近は認知症の本人が自分のことを語るようになって、認知症に対する考え方が変わってきていることを実感しています。認知症になっても怖くない、地域の人が助けてくれる、SOSを出せば助けてくれるという風土や場を作るのがカフェの役割です。高齢化が進めば認知症になる率も上がりますから、今後も活動を広げていくことが大切。認知症は恥ずかしいことではなく、当たり前の世の中になってほしいですね。スタッフには守秘義務がありますから、まずは気軽にお越しください。今後の自分のためにも、認知症を学んで仲間を作ってほしいです。
認知症の基本知識や認知症の人との接し方、認知症の症状に合わせて利用できるサービスをまとめた「認知症ガイドブック」を配布しています。
各総合支所や各高齢者相談センター、各いきいきプラザで配布している他、港区ホームページでもご覧いただけます。
認知症の人や、認知症の人を介護する家族からの相談を受けたり、医療や介護サービスを紹介するために、各高齢者相談センターに「認知症支援コーディネーター」を配置しています。
「認知症と診断されて、これからどうしたらいいか分からない」「家族が認知症と診断されたが、どう接したらいいか分からない」等,
お困りのことがありましたら、お住まいの地区の認知症支援コーディネーターや各高齢者相談センターにご相談ください。
自分が望んでいること(やりたいことや続けたいこと)を安心してスムーズに行うために、自分が使うカードです。周りの人に自分が望むことやちょっと分かってほしいこと、お願いしたいことを書いておき、必要な時だけ見せて使います。