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更新日:2024年8月29日
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ダニアレルゲン
ダニアレルゲン
住まいにおけるアレルゲンで特に注意が必要なものは、ダニであるといわれています。
私たちの最も身近に生息するダニはヒョウヒダニ類で、体長0.3~0.5ミリメートルと小さいため肉眼では見えません。ヒョウヒダニ類は、人の皮膚から落下するフケや垢、お菓子等の食べこぼし等をエサとし、人を咬んだり吸血することはありませんが、ダニそのもの・フン・死がいがアレルギー症状(気管支ぜん息、皮膚炎、鼻炎、結膜炎)の原因となります。
ヒョウヒダニ類は家庭内で発生しやすいので、増えすぎないような環境づくりが大切です。
写真 ヒョウヒダニ類(生物顕微鏡)
ヒョウヒダニ類が好む場所
- エサのある場所:人のフケや垢・食べかすなどのゴミやカビ
- 潜りやすい場所:畳・じゅうたん・寝具・布製ソファなどの狭い隙間
- 高温多湿の場所:最適温度25~30℃、相対湿度60~80%
住まいにおける居室内は、畳・じゅうたん・布製ソファなどのヒョウヒダニ類の潜る場所がおおく、生育しやすい環境となっています。また、浴室や台所での換気が不十分だと、室内で発生した水分で高湿度となりがちです。湿度が高いとヒョウヒダニ類のエサとなるカビが発生することもあります。
ヒョウヒダニ類は年間を通してみられますが、通常、湿度の高い梅雨時に増え始め、夏季に最も数が多くなります。
ダニアレルゲンを減らす方法
- 室内の乾燥:換気や除湿に努め、室内の湿度を下げる。夏季には除湿器やエアコンのドライ機能を使用し、冬でも過剰に加湿器を使用しない。
- 寝具類のケア:布団などは、晴れた日にまめに干す。ふとん乾燥機を使う。干した後やふとん乾燥機を使用した後は、掃除機をかける。丸洗いできる毛布や布団を使用する。シーツやまくらカバーをこまめに取り換える。
- 掃除・整理整頓:畳・じゅうたんなどの床面、およびソファなどをゆっくり丁寧に掃除機がけし、ダニのエサやアレルゲンであるダニやそのフンを除去する。ヒョウヒダニ類は掃除の行き届かない場所で繁殖しやすいので、家具類や押し入れの整理整頓を心がけ、こまめに掃除する。
ご自宅のダニアレルゲン検査について
殺虫剤について
殺虫剤などによるダニの駆除は、死がいが残ります。また、薬剤の使い過ぎによる人体への影響も心配されますので、ダニを増やさない環境づくりに取り組むことが大切です。薬剤を使用した際は、必ず掃除機がけ等ダニアレルゲンを除去するようにしてください。
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