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畠田 貴生(はたけだ たかお)先生・島川 真樹(しまかわ まき)先生(東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部顧問)
プロフィール
畠田貴生先生……1971年北海道生まれ。1993年早稲田大学先進理工学部卒業。1994年東海大学付属高輪台高等学校に理科の教員として勤務、吹奏楽部の指揮者に就任。2002年~2023年までに東海大学付属高輪台高等学校と東京隆生吹奏楽団の指揮者として、全日本吹奏楽コンクール全国大会に29回出場し、22回金賞を受賞した。2019年には全日本吹奏楽連盟より「長年出場指揮者」として表彰を受ける。現在、全日本高等学校吹奏楽連盟常任理事、21世紀の吹奏楽「響宴」会員。
島川真樹先生……東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部顧問、東京隆生吹奏楽団 団長。
全日本高等学校吹奏楽コンクールや全日本高等学校マーチングコンテストで何度も金賞を受賞されている東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部。顧問の畠田貴生先生と島川真樹先生に、お話をうかがいました。
部員数はサッカー部に次いで多く、160名です。男性部員は50名、女性部員は110名で、圧倒的に女性部員が多いです。中学からスカウトした部員は一人もいません。吹奏楽部入部を目指して本校に入学する学生もたくさんいますが、入部前に楽器に触れたことがない部員もいます。それがかえってよいのではないでしょうか。自分で努力して上達することを自覚して練習するからです。毎日、勉強の時間以外は一日中練習する部員もいます。
「自分に自信・友に信頼・人に感謝」という部訓があります。
自分に自信がつくまで練習する、一緒に演奏する仲間を信頼する、演奏を聴いてくださる皆さんに感謝の気持ちを忘れない、という意味です。
何事も、基礎・基本をしっかり身につけることが大事だと思います。
ほぼ毎日です。音楽室での合奏や各教室を使用しての練習がほとんどですが、マーチングの練習は、廊下や運動部が使わない時間の体育館を利用して行います。
ダンスのパフォーマンスを専門家に見てもらうこともあります。
マーチングは一定の図形を描くように動きますので、お互いの連携が重要です。生徒同士で動き方を工夫しながら行っています。
全日本高等学校吹奏楽コンクールでは17回中12回金賞を、全日本高等学校マーチングコンテストでは8回中4回金賞を受賞しています。マーチングコンテストは、平成12(2000)年から参加しています。
国内では、35都道府県で行いました。海外演奏旅行は、オーストリア、オランダ、ドイツ、アメリカ、カナダなどです。
今年はオーストラリアのシドニーに行きました。1,000人の会場が満席になる人気ぶりでした。外国人のお客さんは、反応やパフォーマンスがすごく、一体感のある演奏ができ、楽しくなります。
「高松桜まつり」や「うな10×10(じゅうじゅう)祭」でマーチングや演奏を披露しています。新橋や麻布などでもマーチングを行っています。
「高松桜まつり」でのマーチングと演奏は、皆さん、とても楽しみにしています。お客さんの反応がよいため、学生たちも励みになっています。上皇陛下ご夫妻に向けて仙洞仮御所横で演奏した時に、両陛下は喜ばれていたとうかがっております。また、別の機会で、現天皇陛下の前でも演奏したことがあります。お褒めの言葉をいただき、光栄でした。
本校の学生1,600人が地域を通って通学しているので、これからも地域とのつながりを大切にしたいと考えています。学生も通学途中よく、地域の方から「この前の演奏見たよ。とてもよかった」と声をかけられ喜んでいました。
畠田先生:いいえ。わたしは、早稲田大学先進理工学部応用化学科の出身で、授業では物理、化学を教えています。朝8時45分に出勤して、授業後、21時まで部の指導を行います。一日中の仕事になりますが、部の指導は私の楽しみでもあるので、気持ちを切り替えることができます。
島川先生:わたしは部活の指導のみです。
畠田先生:わたしは、千葉県立千葉南高等学校吹奏楽部で打楽器を演奏していました。東海大学付属高輪台高等学校の教員採用試験の時、高輪台高等学校吹奏楽部を日本一にして見せますと言ったら採用になり、吹奏楽部の指導をすることになりました。
畠田先生:指導して31年になります。わたしが入った時、吹奏楽部は男子だけで40名ほどでした。最初はわたしがもっている高い目標と生徒たちの目標がずれていたので、指導に苦労しました。
当時評判が高かった東海大学付属札幌高等学校を訪問し、その演奏を聴いた時、生徒たちの反応ががらっと変わりました。われわれとは全然違う、この演奏を目指そうという気持ちになりました。目標がはっきりしたので、生徒たちが必死に努力した結果、コンクールに入賞するようになりました。
(担当/安藤、川野、飯島、野中)
近くで、好きな趣味を楽しみたいけど、そんな所は……。
お任せください!港区には「スポーカル」(スポーツ・文化の自主運営クラブ)があります。
今回区内4地区のうち、高輪地区の「スポーカル高松」をご紹介します。
こちらの自主運営クラブは、充実した生活を送るべく、行政も推奨するスポーツ・文化活動です。スポーカル高松には、バドミントンやバスケットボール、キッズのテニスのほか、文化活動もあり、高松中学校や高輪台小学校などで、10以上の種目が行われています。大人も子どももOKです。
「予定表は公共施設にあるので、ぜひご覧ください」と語るのは、クラブを支える代表の今野由理子さん。「子育てで大変な頃、地域の方にお世話になったことがきっかけ」と事務局長の繁田ゆみ子さん。ともに港区スポーツ推進委員として、設立以前から地道な活動をされてきました。学校を借りているので日程のやりくりなど、見えないところでのご尽力のおかげでクラブが回っています。お話をうかがい、このお二人を支える仲間こそ必要だと痛感しました。運営ボランティアを募集中です!
お邪魔した高松中学校体育館では、老若男女いろいろな方が柔らかなボールでゲームを楽しんでいた「ソフトバレーボール」、コーチのサーブを正確に返す練習中の「バドミントン」を見学しました。もちろん親子一緒に楽しめます。
高輪の圓眞寺「小学生向け手話教室」に参加した4年生の子どもは、「大学の文化祭で観た“手話劇”がおもしろくて、やりたくなった」と、キラキラした目で話してくれました。先生の「楽しんで学ぶ」姿勢が強く感じられる教室でした。
このほか、たくさんのプログラムをご用意して皆さんの参加をお待ちしています。“いつでも誰でも、気軽に”スポーツや文化活動に熱中しませんか?お金で買えない世界が待っています。二次元コードもご参考に。
取材後に、どこかで聞いた「動いている機械は錆びつかない」という言葉を思い出しました。
スポーカルについては、「総合型地域スポーツ・文化クラブ(スポーカル)」をご確認ください。
(担当/三富、大庭、村田、安藤、佐々木)
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お問い合わせ
所属課室:高輪地区総合支所協働推進課地区政策担当
電話番号:03-5421-7123
外国語対応が必要な人、通訳オペレーター、区の職員の3人で会話ができます。