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更新日:2026年7月27日

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高輪地区の地域情報紙(最新号)

高輪地区地域情報紙「みなとっぷ」第58号

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 日本基キリスト督教団高輪教会(高輪三丁目)

日本基督教団高輪教会について

小林信人(こばやしのぶひと)牧師から日本基督教団高輪教会の概要と建物のお話を伺いました。

日本のプロテスタント教会は、明治5(1872)年に横浜に最初の教会として、日本基督公会が設立され、約150年の歴史があります。

日本基督教団高輪教会は明治15(1882)年に創立されました。当時、現在の東海大学品川キャンパスの辺りにありましたが、昭和8(1933)年に、現在の場所に移転し、建築家・岡見健彦(おかみたけひこ)の設計により建設されました。

岡見は、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの愛弟子である遠藤新(えんどうあらた)が主宰する、遠藤新建築創作所に勤務した後、昭和4(1929)年からアメリカに渡り、ライトのもとで1年間学びました。また、岡見自身も教会員であり、岡見家は代々、高輪教会と深いつながりがありました。

建物について

高輪教会は本館と別館があります。二本榎通りからやや斜めに配置され、道路から本館のふたつの面を見ることができるよう設計されています。令和7(2025)年には、東京都選定歴史的建造物(No.106)に選ばれました。

本館は木造の切妻屋根の教会堂で、大きな舟の形(ノアの箱舟)をイメージして造られました。垂直や水平を強調した彫りの深いデザイン、クロス状の窓枠の形、凝ったディテールなどに、ライトの影響が読み取れます。
簡素ながらも古さを感じさせないモダンなデザインの建物となっています。建てられてから93年が経ち、土台と壁については補修工事を行っていますが、家具、照明などは、ほぼ当時のままです。年季の入った木材の仕上げには風格が感じられます。

また、切妻屋根の天井の一部が高くなって自然光が入り、教会堂の内部を明るくしています。
2階の一部に和室があり、礼拝時の幼児の預かり場所となっています。

別館は昭和31(1956)年に、岡見の設計で建てられ、柱を強調したデザイン、舟形天井など、やはりライトの影響が見られます。現在、1階、2階は教室となっており、子どもたちの学習の場として活用されています。

教会の前のベンチはバス停の利用者に重宝されています。

高輪教会本館外観

教室として活用されている別館

取材を終えて

大きな切妻屋根、彫りの深いデザインの日本機基督教団高輪教会は、高輪地区のシンボルとなっている建物のひとつです。歴史的建造物として、できるだけ長く残ってほしいと思いました。

 

(担当/安藤、真田、阿部、丹羽、佐々木)

 「好き」を貫く!高輪学園理科研究部の探求心

140年以上の歴史を誇る中高一貫校・高輪学園。ここでユニークな活動を展開する「理科研究部」。中高合同70名という大所帯、ご自身も同部OBで、20年以上顧問として後輩たちの探求心を見守っている押見誠則(おしみまさのり)先生に話を伺いました。


部の最大の特徴はその「自由度」にあります。
「可能な限り、やりたい研究を自由にさせる」という方針で、テーマは多岐にわたります。ミジンコの繁殖やタナゴの交雑(こうざつ)といった生物学的アプローチから、電子レンジを用いた人工ルビーの作成、鉱石の検波感度比較など高度な化学実験まで、生徒たちが日常で抱いた「なぜ?」が、そのまま研究の種に。
部長の矢澤さん、副部長の伊東さんも、「自分の『好き』を追求できる環境が一番の自慢」と熱く語ってくれました。

矢澤部長(右)と伊東副部長(左)

高輪で採取したカナヘビ(トカゲの一種)


活動は校内にとどまらず、5年前からJR東日本と協力して取り組む「ホップ栽培」は、地域の風物詩となりつつあります。

ホップを用いたお菓子やソーダ作りで地域と連携する一方、中学3年生のメンバーは「ホップ周辺の生物多様性」を調査。都会の真ん中ながら、ヒキガエルやタマムシ、ヘビなどが生息する高輪の豊かな自然をフィールドに、生き生きと活動しています。

また、垣根を超えた「縦のつながり」も強みです。年に一度の研究発表会にはOBも参加し、社会の最前線で活躍するロールモデルである先輩の知見に触れることができるのは貴重な機会です。
「発表会で認められる経験や、人前で話すプレゼン力は大きな財産」と語る部員たちの目は本当に真っ直ぐ。その探求心を胸に卒業後も研究を続ける生徒も多いといいます。


「今後はさらに地域とのつながりを深め、生徒の探求を全力でサポートしたい」と語る押見先生。高輪の地で育まれた探求心が、未来を切り拓(ひら)く原動力となるに違いありません。

 

(担当/清水、森)

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