更新日:2026年5月15日
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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :SFTS)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。これまで主に西日本で発生が見られていましたが、近年感染地域が拡大しており、関東や北海道でも発生が見られています。都内では2019年、2022年に各1例、2026年5月にも1例報告がありました。いずれも、都外での感染です。
原因と感染経路
病原体は、SFTSウイルスです。
ウイルスを保有しているフタトゲチマダニ等のマダニに直接咬まれること、もしくは、マダニに咬まれて感染した動物(野生、屋外で飼育されている動物)の体液などにより感染します。感染者の血液、体液との接触感染も報告されています。マダニは、野外に生息する大型のダニで、屋内に生息するダニ(コナダニ類・チリダニ類など)はこの疾患とは関係ありません。
症状
潜伏期間は6日から2週間程度です。主な症状は発熱と消化器症状(嘔吐、下痢など)が中心で、倦怠感、リンパ節の腫れ、出血症状なども見られます。致命率は27%とする報告があります。
治療
基本的に対症療法がおこなわれますが、2024年6月に抗ウイルス薬(ファビピラビル)が承認されており、病状の進行が予期される場合には使用が検討されます。
感染予防のポイント
マダニに咬まれないように気をつけることが重要です。これはSFTSだけでなく、国内で毎年多く報告例がある、ツツガムシ病や日本紅斑熱など、ダニが媒介する他の疾患の予防のためにも有効です。特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中の入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくすることが大事です。
動物もSFTSウイルス感染し、人と同じような症状を呈することがあります。SFTSウイルスに感染した犬や猫から人が感染した例も報告されています。野生動物や衰弱している動物に触らないようにしましょう。動物に口移しで餌を与えるなどの過剰な接触は避け、動物を触った後は必ず手洗い等をしましょう。飼育している動物にマダニがついていないかなど、日頃より動物の健康管理に努め、健康状態不良時は動物病院に相談してください。
現在、予防接種はありません。
感染症法では四類感染症(全数把握対象)に定められています。
【令和8年5月11日】重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ってどんな病気?(PDF:560KB)NEW!
【令和7年8月7日厚生労働省事務連絡】重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内での発生状況について(PDF:142KB)
厚生労働省「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について」(外部サイトへリンク)
国立健康危機管理研究機構「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」(外部サイトへリンク)
東京都感染症情報センター「重症熱性血小板症候群(SFTS)(外部サイトへリンク)
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