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更新日:2023年10月13日
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咽頭結膜熱(プール熱)にご注意ください
咽頭結膜熱(プール熱)は、主に夏に小児を中心に流行する感染症ですが、都内の小児科定点医療機関からの第40週(10月2日から10月8日まで)における患者報告で、警報レベルにある保健所の管内人口の合計が都全体の人口の30%超となり、都全体としての警報基準に達しました。都内の咽頭結膜熱の患者報告が都全体としての警報基準に達するのは、感染症法が施行された1999年以来初めてのことです。
患者の約82%は、5歳以下の小児となっており、保育所等での複数感染事例も報告されていることから、注意が必要です。
咽頭結膜熱(プール熱)とは
アデノウイルスを原因とする感染症です。
感染力が強く、プールや温泉施設などでの感染もあることから「プール熱」とも呼ばれています。
症状
- 発熱
- 咽頭炎(のどのはれ)
- 結膜炎(目の充血) 等
主な感染経路
- くしゃみやせきなどの飛沫を吸い込む
- ウイルスが付着した手で、目や鼻をこする
※症状が改善した後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので、トイレ使用時やオムツ交換の際には注意が必要です。
対策
- アデノウイルスにはアルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでのこまめな手洗いする
- 咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおう等の咳エチケットを心がける
- 咳などの症状がある場合は、登園、登校を見合わせるなど無理をさせないように配慮する
- 症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので、トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いをする
- 集団生活ではタオルの共用は避ける
- 先天性心疾患、慢性肺疾患などを持つ場合は、かかりつけ医に相談し、感染予防や病気にかかった場合の対応について助言を受ける
治療
- 特異的な治療法はなく、対症療法が中心になる
- 結膜炎が強い場合は眼科での治療が必要になる
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