更新日:2022年7月29日
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「オープンデータアイデアソンキャラバン」を開催しました
区は、行政情報をコンピュータが判読しやすい形式で公開し、民間事業者等がアプリ等を開発することで区民の利便性の向上をめざす、オープンデータの取組を推進しています。
多様な参加者によるグループディスカッションを通じて、オープンデータを活用して行政や地域の課題解決策やアプリのアイデアを生み出す「オープンデータアイデアソンキャラバン」を、平成30年10月14日(日曜)に東京都と共同で開催しました。
※アイデアソンとは「アイデア」と「マラソン」を掛け合わせた造語で、特定のテーマ・課題についてグループでの情報収集やディスカッション等を通じ、短期間で課題解決に向けた新たなアイデアを生み出す手法です。
テーマ
「スポーツを通じて、人もまちも輝く東京へ」
今年のテーマは、東京2020大会が2年後に迫る中、関心が高まっている「スポーツ」です。スポーツが持つ力とオープンデータを組み合わせて、人もまちも元気で輝くために、地域が抱える課題の解決に向けた自由な発想やアイデアを参加された皆さんから提案していただきました。
全体進行
庄司昌彦氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授)
問題の分析、把握にもデータは使えますが、解決策の部分にも様々な情報が活用できます。
今日は、「こういうのがあったらいいな」というところを、参加されたみなさんと話し合いながら知恵を絞っていただきたく思います。と伝えられました。
知識のインプット
野川春夫氏(順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科特任教授)
23区各区は、全体的に人口は増加の傾向にあること、都民のスポーツの実施率は10年前に比べて高まっていること、また時「間」、空「間」、仲「間」の”3間”がないことが課題であること、東京は外国の主要都市に比べて公園面積が少ないこと等を話されました。
参加者
62名(うち港区内在住・在勤者25名)
グループで提案されたアイデア
参加者は、第1グループ「スポーツを通じて、誰もが心身の健康維持や増進を図る」と第2グループ「スポーツを通じて、仲間づくりや地域の多様な人々と交流を図る」に分かれ、5人から7人からなる計11チームで半日間にわたりディスカッションを行い、アイデアを絞っていきました。
第1グループ「スポーツを通じて、誰もが心身の健康維持や増進を図る」で出されたアイデア
(1)OSD(オープンスポーツデザイン)
(2)オープンデータを活用したスポーツECOシステム
(3)LINEを活用したスポーツ施設予約システム
(4)スポーツと健康管理に関する総合的なサービス
第1グループからは「オープンデータを活用したスポーツECOシステム」がテーマ代表に選ばれました。
このアイデアは、20代から30代の運動習慣がない方や健康意識が低い方をターゲットに、スポーツECOシステムを構築し、近くのスポーツ施設やオススメのスポーツ、クーポンの配布などを行い、個人も社会も、物質的にも文化的にも豊かにしていこうというものです。
第2グループ「スポーツを通じて、仲間づくりや地域の多様な人々と交流を図る」で出されたアイデア
(1)カルスポ~地域スポーツ・文化クラブ(スポーカル)の認知度向上に向けたポータルサイト~
(2)リスタート
(3)スポーツ経験者と未経験者とのマッチング
(4)多言語対応の総合スポーツサイト
(5)ICTを活用したアクティビティとリハビリの融合
(6)増やせスポーツウーマン~20代女性のスポーツ実施率を上げる~
(7)ONE DAY SPORT~都会に適したスポーツ社会モデルをマイナースポーツで実現!~
第2グループからは「増やせスポーツウーマン」がテーマ代表に選ばれました。
このアイデアは、自分に最適なスポーツを推薦してくれるアプリによって、スポーツ人口の拡大を図り、よりHappyな毎日にしようというものです。
講評
1日を振り返って、まずは野川さんからの講評です。
「各グループで白熱した議論をされていたのが印象的でした。スポーツを活用して、街を良くしよう、人間関係を良くしようといった目標を実現するにあたって、グループのメンバーで知恵を絞り、課題をより明確にしていき、導き出した解決策が最終的にアプリケーションに繋がるように考えてくださっていた印象です。限られた時間の中で、私がほとんど助言をしなくても、最終的に各グループがそのグループなりの結論にたどり着くことができ、すばらしいイベントでした。」
続いて、庄司さんからの講評です。
「今日は、まさにマラソンのように長く、体力を使ったイベントだったと思います。バックグラウンドの違う方々が今朝初めて顔を合わせたにもかかわらず、これほど濃密な議論ができるという成果を、みなさんに持ち帰っていただきたいと思います。『データ』をあまり強調することはしませんでしたが、自発的に短い時間の中でテーマ設定や課題分析、課題解決策でデータを使うということを体験していただけたと感じています。多くのみなさんが使うことができるデータが街中に溢れるようになるためには、まだまだやるべきことがたくさんあると思います。様々な分野で、今日のような対話が進み、それが実現するような東京になればいいなと思います。」
アイデアの表彰と記念品贈呈
当日は、参加者の投票により優れたアイデアを生み出したグループを表彰し、記念品を贈呈しました。
閉会
参加者全員で記念撮影をして閉会です。
みなさま、お疲れ様でした。
オープンデータアイデアソンキャラバンについて
詳しくは、東京都オープンデータカタログサイトをご覧ください。
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