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更新日:2023年4月21日

港区環境基本計画

港区環境基本計画は、区の総合計画である「港区基本計画」の基本政策の実現を図るための環境分野の計画であり、区の環境に関する取組の基本的な方向性を示すものです。

令和3(2021)年度からの6年間を計画期間とする本計画では、環境分野における総合的・横断的な施策の強化を図るため、これまで個別計画として策定してきた「港区地球温暖化対策地域推進計画」、「港区環境率先実行計画」、「港区生物多様性地域戦略」に加え、「港区気候変動適応計画」、「港区環境教育等行動計画」も新たに位置付けました。

めざす環境像

多様な暮らし・活気・自然が調和する 持続可能な都市 みなと

基本目標1 脱炭素社会の実現と気候変動への適応による安全・安心なまち

気候危機とも呼べる気候変動を強く認識し、直面している気候危機に立ち向かう行動を区民、事業者をはじめ、国や東京都とも連携して進め、2050 年までに区内の温室効果ガスの排出実質ゼロを達成し、「脱炭素社会」の実現に貢献するとともに、更なる激甚化等が予想されている気候変動による影響への適応を進め、安全に安心して快適に暮らし働くことのできるまちの実現をめざします。

  • 施策1 脱炭素まちづくりの推進
  • 施策2 広域的な連携による地球温暖化対策の推進
  • 施策3 ビジネス・ライフスタイルの改革
  • 施策4 気候変動に適応したまちづくりの推進

基本目標2 ごみを減らして資源が循環するまち

大量生産・大量消費型の経済社会活動は、大量廃棄型の社会を形成し、様々な環境問題を引き起こしています。区民・事業者自身が「ごみの排出者」としてこれらの問題の原因をつくっているという認識を共有し、ごみを減らす、排出ルールを守るという責任ある行動を促していくことで、ごみを減らして資源が循環するまちの実現をめざします。

  • 施策5 区民の参画と協働による3Rの推進
  • 施策6 事業系廃棄物の発生抑制と資源循環の促進
  • 施策7 安全・安心・効率的な廃棄物処理の実践

基本目標3 健康で快適に暮らせるまち

大気汚染、水質汚濁、騒音、振動、悪臭、土壌汚染、地盤沈下、有害化学物質への対策を適切に行うとともに、開発事業等のまちづくりにおける周辺の生活環境への配慮を促すこと、区民・事業者等と協働して地域の環境美化活動に取り組むことで、誰もが健康で快適に暮らせるまちの実現をめざします。

  • 施策8 良好な生活環境の確保
  • 施策9 まちづくりにおける環境配慮の促進
  • 施策10 環境美化活動の推進

基本目標4 水と緑のうるおいと生物多様性の恵みを大切にするまち

2,000種以上もの多様な生きものがすむ大小様々な緑と水辺をつなぐエコロジカルネットワークを形成しながら、住む人、働く人、訪れる人、生きものがともに快適に過ごすことのできる、水と緑のうるおいと生物多様性の恵みを大切にするまちの実現をめざします。

  • 施策11 古川・運河・お台場の海の水質改善
  • 施策12 水辺空間と水循環系の保全・再生
  • 施策13 豊かで質の高いみどりの保全・創出
  • 施策14 生物多様性の理解と浸透
  • 施策15 生物多様性の保全・再生

基本目標5 環境保全に取り組む人がつながり行動を広げるまち

現在生じている様々な環境問題による負荷を次世代に残すことなく、良好な環境を引き継いでいくため、環境教育・環境学習を通じて一人ひとりの意識を高め、環境保全に取り組む人がつながり行動を広げるまちの実現をめざします。

  • 施策16 環境教育等による環境保全意識の向上
  • 施策17 協働による環境保全活動の推進

統合的課題解決に向けた施策の展開

近年、環境施策には、環境に関する課題の解決だけではなく、福祉、防災、教育など他分野への副次的効果を捉えることで、環境・経済・社会の統合的課題解決につなげていくことが求められています。

港区がこれまでに取り組んできた、全国各地域の自治体と連携した環境保全と地域の活性化を図る取組や、「みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)」、「港区3R推進行動会議」など、環境保全に取り組む様々な主体が、それぞれの強みを生かしながら連携・協働する活動の実績を生かしつつ、次の3点に着目して統合的課題解決に向けた施策を展開します。

  • 全国各地域の自治体との連携
  • 分野を越えた連携
  • 民間との協創

環境行動指針

環境基本計画には、区民、事業者等が、計画のめざす環境像の実現に向けた行動の必要性を理解し、自ら積極的に行動していくことができるよう、港区環境基本条例第8条に基づく「環境行動指針」を含めて策定しています。

環境行動指針について

港区環境基本計画の全文及び概要版

港区環境基本計画表紙

港区環境基本計画(別冊)表紙

冊子の閲覧と販売

令和3(2021)年4月から、環境課(区役所8階)、区政資料室(区役所3階)、各区立図書館等で閲覧を開始する予定です。

また、本編及び別冊は、令和3(2021)年4月から、区政資料室(区役所3階)で販売しています。

※販売価格:1,500円

令和5年度の改定に向けて

港区では、令和5年度に「港区環境基本計画(令和3(2021)年度~令和8(2026)年度)」の中間年度に当たることから、計画の改定を予定しております。

計画改定前年度である令和4年度に、港区環境基本計画改定に係る基礎調査を実施し、取りまとめました。

・区民アンケート調査結果

・事業者アンケート調査結果

・学校アンケート調査結果

・児童・生徒アンケート調査結果

今後以上の基礎調査等をもとに、港区環境基本計画の改定を進めてまいります。

港区環境白書

環境基本計画を実効性のあるものとするため、PDCAサイクルに沿って目標の達成状況を定期的に点検・評価し、継続的に改善を図ります。環境基本計画の進行管理は、個別の環境分野に関する計画の進行管理を踏まえて、「港区環境審議会」において環境施策全体の進捗を包括的に点検・評価することとし、その結果を環境白書としてまとめ、毎年度公表します。

港区環境基本計画(令和3年度~令和8年度)における実績報告

 

(参考)前計画(港区環境基本計画(平成30年度~令和2年度)(PDF:6,069KB))における実績報告

よくある質問

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お問い合わせ

所属課室:環境リサイクル支援部環境課環境政策係

電話番号:03-3578-2506

ファックス番号:03-3578-2489