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慶長8年(1603)頃は、増上寺の代官“奥佐久方衛門”が名主を兼ねていたため、「久右衛門町」と呼ばれていました。この頃から海岸が埋め立てられ、おもに増上寺の関係者が移り住むようになり、次第に町を形成していきました。
元禄9年(1696)に遠州(静岡西部)・浜松出身の「権兵衛」なる人物が名主となってから、浜松町と名のるようになりました。
明治期に入り、新見藩関家上屋敷、小田原藩大久保家上屋敷などを併合し、明治11年(1878)、芝区に編入しました。
昭和7年(1932)に神明町、芝新網町、湊町、新銭座町、宇田川町の一部を併合。昭和22年(1947)、港区に所属して芝浜松町となり、昭和47年(1972)に「芝」の冠称が削除され、名実ともにほぼ現在の町となりました。
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