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本講義では、まず現代日本の貧困と格差の問題(とくにワーキングプアとシングルマザーの生活困窮)について、その背景も含めて理解を深めた。また貧困が拡大する中で、生活保護制度・年金制度をはじめとする貧困対策の諸制度に多様な課題があることを示し、これからの「セーフティネット制度」の設計について新しい考え方・理念を確認した。具体的には、経済的支援だけでなく、求職活動、職業訓練、ボランティア活動、通学、社会貢献といった何らかの活動に参加することを要件として手当や給付をおこなうという新しい社会保障の考え方(ワークフェアもしくはアクティベーションと呼ばれる)の妥当性を考察した。さらにこうした理念を体現する(とされる)日本の制度展開例として、生活困窮者自立支援制度や求職者支援制度の意義と課題について考えた。
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