心と身体のリフレッシュ（Ⅱ）―自然散策とコミュニケーション

11月12日（土曜）：亀ヶ谷純一・森田恭光・黒川貞生・杉崎範英・土屋陽祐

2020年春に始まった新型コロナウィルス感染拡大は世界中を恐怖と混乱に陥れました。2022年11月の日本を表現するならば、長引くコロナ禍の中皆が息を潜め、嵐が通り過ぎるのをじっと待っているような年でした。心配なことにここにきてコロナ感染者がまた増え始めてきました。いわゆる第8波の兆候です。

2022年11月12日、横浜市舞岡公園周辺は穏やかな秋晴れで、天高く青空が広がる汗ばむ陽気の中、受講生は白金よりバスにて横浜キャンパスに到着しました。午前中のプログラムは横浜キャンパス巡りです。図書館、遠望橋、チャペルと本学のビュースポットをゆっくりと歩き、遠望橋からは世界遺産の霊峰富士山をほんの一瞬でしたがうっすらと望むことができました。

昼食後は舞岡散策です。舞岡公園は昔ながらの雑木林や田園風景が残る谷戸の公園です。

おおよそ2時間の行程でしたが、もみじの丘でゆっくり休憩を取りながら昔見た懐かしい風景の中を新鮮な空気を吸いながら、語らい、足場の悪いところでは手を差しのべながらの散策でした。田んぼの畦道の柔らかさが印象に残っています。残念なことに今年は改修工事の為、昔見た萱葺き屋根の古民家には立ち入ることが出来ませんでした。

ご年配の受講生には自然の中それぞれが持つ思い出を回想できたのではないでしょうか。コンクリートやアスファルトなど都市の人工物がない静寂と清涼の世界をひと時過ごせたことと思います。短い時間でしたが心と身体がリフレッシュされた一日だったと思います。