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令和5年(2023年)は、関東大震災から100年の節目の年であり、東京都において、「TOKYO強靭化プロジェクト」の一環として「復興小公園の再生」事業が実施されます。港区も東京都と連携して、復興小公園や公園の防災機能に関する情報発信を実施していきます。
大正12年(1923年)に発生した関東大震災による被害からの復興のため、東京市が計画した震災復興都市計画事業により、焼失区域内の小学校に隣接して整備されたのが、復興小公園です。当時、復興小公園は52か所整備され、現在も49か所が残っています。
港区内では、復興小公園として桜田公園と南桜公園が整備され、現在まで引き継がれてきました。
明治10年に開校した桜田小学校(当時の櫻田尋常小学校)は、関東大震災により全焼しましたが、震災復興都市計画事業により、新校舎が現在の位置に復興されるとともに、小学校と隣接して昭和6年1月に桜田公園を開園しました。
桜田小学校は平成3年に廃校しましたが、現在も港区立生涯学習センターとして、桜田公園とともに地域住民が憩い学ぶ場として、復興小公園としての特色が引き継がれています。
しゅん工当時の桜田公園平面図(出典:桜田公園案内(部分)[東京都立図書館])
しゅん工当時の桜田公園俯瞰図(出典:桜田公園案内(部分)[東京都立図書館])
現在の桜田公園
明治10年に開校した南桜小学校(当時の東京市南櫻尋常小学校)は、関東大震災によって大きな被害を受けましたが、震災復興都市計画事業により復興されるとともに、小学校と隣接して昭和4年10月に南桜公園を開園しました。南桜小学校(統合により桜小学校)は平成3年に廃校しました。
現在、南桜公園は、区域を約2,610平方メートルから約5220平方メートルに拡充し、園内には、災害時に活用できるかまどベンチやマンホールトイレが設置されています。
しゅん工当時の南桜公園平面図(南桜公園案内(部分)[東京都立図書館])
しゅん工当時の南桜公園俯瞰図(南桜公園案内(部分)[東京都立図書館])
現在の南桜公園
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