更新日:2025年3月31日
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港区教育ビジョン
教育委員会では、平成27(2015)年度から令和6(2024)年度までを計画期間とした現行の港区教育ビジョン(以下「教育ビジョン」といいます。)の成果を踏まえ、これからの10年間を見据えた新たな教育ビジョンを策定しました。
策定にあたっては、学識経験者や地域の関係団体代表者、区長部局を含め教育に関連する部門の部課長など様々な立場の方からご意見をいただくともに、素案に対する意見募集(パブリックコメント)や3,000人以上の港区の子どもたちからも多くのご意見をいただきました。
教育ビジョンの位置づけ
教育ビジョンは、区の教育関係者の羅針盤となる『教育行政における基本構想』であり、教育基本法(平成18 年法律第120 号)第17 条第2 項に基づき策定する区の教育振興基本計画です。教育ビジョンの実現に向け、区長が策定する港区教育大綱と理念を共有するとともに、区の最上位計画である港区基本計画と整合を図りながら、教育分野の個別計画を着実に実行し、全ての人を心豊かにする世界一の教育都市の実現を目指します。
教育ビジョンの特色
全ての人を心豊かにする世界一の教育都市を目指して
あらゆる人が心身ともに健やかで、心豊かな人生を歩むために、教育の果たすべき役割がますます重要になる昨今において、年齢や状況を問わず、自分の個性を伸長させて力を発揮し、教養を蓄え生きがいを感じながら過ごすためには、それぞれに合った学びの場がしっかりと用意されていることが大切です。
将来の予測が困難な時代の中で、時代の変遷に対応して柔軟に形を変えながらも、人生の節目や各ライフステージにおいて、一人ひとりに寄り添える教育や、区の教育の強みである国際理解教育、グローバル人材の育成の更に進めていく決意を込めて、この教育ビジョンを策定しました。
教育ビジョンの基本理念
「誰一人取り残すことなく、全ての人の学びを生涯にわたり支える」
人生100 年時代において、生涯にわたって心豊かに生きるためには、ニーズに応じた学習やスポーツの機会を適切に得ることが重要です。
乳幼児期から高齢期までのライフステージに応じ、誰一人取り残すことのない、個々の状況に応じた多様な学びを支援します。
目指す人間像
「他者を思いやる心を持ちながら、自ら学び、考え、行動し、心豊かに生きる人」
誰もが生きやすく、ともに支え合いながら暮らす優しい地域社会を実現するためには、多様性を理解し、他者を思いやれる心を育むことが重要です。誰もが多様な機会や環境で学び、考え、行動し、心豊かに生きられるよう支え、人生において自身にとってのウェルビーイングを得られる人を育みます。
教育ビジョンに掲げる基本的方向性
基本的方向性1:「徳」「知」「体」を育む質の高い教育の推進
●人権の尊重や多様性の理解を深め、自分や他者を大切にする心を育む
●予測困難な時代でもウェルビーイングを向上させるための資質・能力を育む
●生涯を通じて健やかに生きるための体力を育む
基本的方向性2:グローバル社会で活躍する力の育成
●身近な地域や自国の文化、価値観等を理解し、世界で活躍する礎を育む
●国際理解教育を一層推進し、コミュニケーション能力や語学力を育む
●海外の文化に対する理解を深め、多文化共生社会を担う力を育む
基本的方向性3:未来を切り拓く人材の育成
●様々な社会課題を自ら探究し解決できる人材を育成する
●デジタル社会の実現を牽引し、新たな価値を創造する作り手を育成する
●幅広い協働や体験を通して、持続可能な社会の創り手を育成する
基本的方向性4:生涯にわたり自由に学ぶことができる環境の充実
●誰もが自由に学び、スポーツを楽しめる環境を整える
●様々なメディアを活用して、豊かな人生を送るための教養を育む
●郷土愛を持って地域の発展に寄与する人材を育成する
基本的方向性5:多様な学びに丁寧に寄り添う教育の推進
● 「自分らしさ」を尊重した学びを支援する
●障害のある子どもや外国籍の子どもの学びとその家庭を支援する
●個々の理解や状況に応じた自由な学びを支援する
基本的方向性6:学びの環境整備と教育の担い手の支援
●子どもから高齢者まで、適切な学びの機会や居場所を整える
●多様な主体との連携により教育の担い手を確保・育成し、持続可能な仕組みづくりを推進する
●教育の担い手が安心して活動できる環境改善をより一層推進する
教育ビジョンのダウンロード
教育ビジョンは以下よりダウンロードできます。
・教育ビジョン(概要版)※英語版(English)(PDF:2,846KB)
港区教育大綱について
教育ビジョンと理念を共有する港区教育大綱についてはこちらをご覧ください。
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