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更新日:2022年4月21日

家庭でできる食中毒予防の6つのポイント

食中毒は飲食店などの外食で発生していると思われがちですが、家庭でも発生しています。家庭における食中毒は、症状が軽かったり、家族全員が発症しない場合もあるため食中毒であると認識されないケースも少なくありません。

家族の健康を守るため、次の6つのポイントを参考に、家庭でも食中毒予防を心がけましょう。

1.買い物をするとき

 ・生鮮食品は新鮮なものを購入するため、鮮度や消費期限などの表示を確認しましょう 。

 ・生鮮食品や冷凍食品は、買い物の最後に購入しましょう。

 ・持ち帰る際は保冷剤や氷を使用しましょう。夏場など、外気温が高い季節は特に注意が必要です。

 ・寄り道をしないでまっすぐ帰りましょう。

2.食品を保存するとき

 ・帰宅後はすぐに冷蔵庫に保管しましょう。冷蔵庫

 ・肉や魚の汁で冷蔵庫内や他の食材を汚染しないように、肉や魚はビニール袋などに包んで保管しましょう。

 ・冷蔵庫内は10℃以下、冷凍庫内は-15℃以下を維持できるよう、詰めすぎに注意しましょう。

 冷蔵庫内に温度計をいれておくこともおすすめです。

 ・定期的に冷蔵庫内を清掃しましょう。

3.下準備のとき

 ・調理前の丁寧な手洗いだけでなく、生の肉や魚、卵をさわったあとは必ず手を洗いましょう。

 調理の途中でトイレに行ったり、鼻をかんだりした後の手洗いも重要です。手洗い

 ・野菜もよく洗いましょう。特に、加熱をせずに食べる野菜は流水で十分に洗いましょう。

 ・肉や魚の汁が、果物やサラダ、調理済み食品にかからないようにしましょう。

 ・生の肉や魚を切った後のまな板と包丁は十分に洗浄・殺菌してから他の食材に使用するようにしましょう。

 ・まな板や包丁は、肉用・魚用・野菜用に分けて用意するとより安心です。

 ・食品の解凍は室温ではなく、冷蔵庫や電子レンジで行いましょう。

 ・調理に使用した器具やふきんは洗って消毒しましょう。

調理器具類の洗浄・殺菌方法 ~台所はいつも清潔に~

食品をしっかり管理していても、使用する調理器具類が汚れていては食中毒を予防できません。調理器具類や台所を清潔に保つことが大切です。

1.包丁、まな板などの洗浄・殺菌の手順

(1)流水で汚れやゴミを取り除く。

(2)洗剤などを含ませたスポンジでまんべんなく洗浄する。

 ・包丁は、柄の部分や刃と柄のつなぎ目も十分に洗浄しましょう。

 ・まな板は表面の傷に汚れやゴミが詰まっていることがあるので、傷目に沿って円を描くように洗浄しましょう。

 ・まな板は古くなると表面の傷が増えて汚れや細菌の繁殖が進むので、古くなったら交換するとよいでしょう。包丁まな板

(3)流水で十分にすすぐ。

(4)熱湯または漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で殺菌する。

 ・熱湯を使用する場合は、熱湯中で5分間煮沸するか、ゆっくり熱湯をかけるようにします。

 ・漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使用する場合は、ラベルに記載された使用方法に従い、希釈して使用します。まな板などの大きな器具を漬け込むことができない場合は、

 漂白剤を浸み込ませたふきんを10分程度かぶせると効果的に殺菌できます。殺菌後は流水で十分にすすぎましょう。

 (5)清潔な場所で乾燥させてから保管する。

 ・調理器具が乾燥した状態でアルコールを噴霧してから使用するとよいでしょう。

 ・洗浄用のスポンジやブラシは濡れた状態で置いておくと細菌が繁殖するので、使用しないときは乾かして保管し、定期的に交換しましょう。

2.ふきんの洗浄・殺菌の手順

(1)流水で汚れを取り除く。

(2)洗剤でよくもみ洗いする。

(3)流水で十分にすすぐ。

 ・汚れや洗剤が残っていると十分に殺菌できないので、十分な洗浄とすすぎを行いましょう。沸騰

(4)100℃で5分以上の煮沸または漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で殺菌する。

 ・漂白剤を使用した場合は、流水で十分にすすぎましょう。

(5)清潔な場所で乾燥させてから保管する。

 ・使用して時間が経ったふきんは、大量の細菌が繁殖しているものです。

 定期的に新しいものに交換しましょう。

4.調理するとき

 ・調理前に丁寧に手を洗いましょう。 

 ・肉類は中心部の色が完全に変わるまで加熱しましょう。

 ・調理中は常温で放置しないようにし、途中で調理をやめるとき冷蔵庫に入れましょう。

5.食事をするとき

 ・食事の前は必ず手を洗いましょう。食事中

 ・清潔な手で、清潔な器具を使って、清潔な食器に盛り付けましょう。

 ・調理済み食品は、室温に長時間放置しないようにしましょう。

6.食品が残ったとき

 ・残った食品を扱う前に手を洗いましょう。

 ・早く冷えるように清潔な容器に小分けし、冷蔵庫に保管しましょう。

 ・温めなおすときも中心部まで十分に加熱しましょう。

 ・時間が経ち過ぎたりちょっとでもあやしいと思ったら、思い切って捨てる気持ちも大切です。

 

 


 

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