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更新日:2024年2月9日

ノロウイルスによる食中毒に注意しましょう

冬はノロウイルス等による感染性胃腸炎が流行する季節です

 

 ノロウイルスは食中毒や感染性胃腸炎の原因となり、冬場の流行期には感染者が増加します。調理従事者が感染した場合は、調理従事者の手指を介して調理済み食品を汚染し、汚染された食品を食べた場合に食中毒となる事例が多く見られます。

過去に、学校給食で提供されたパンやきざみのりによる集団食中毒事件が発生するなど、あらゆる食品がノロウイルス食中毒の原因となる可能性があります。


※感染性胃腸炎の詳細については、「感染性胃腸炎(ノロウイルスを中心に)(外部サイトへリンク)」(東京都感染症情報センター)をご覧下さい。

ノロウイルスの特徴

  • 冬場が発生のピークですが、年間を通して胃腸炎症状を引き起こします。 
  • 感染力が強く、集団生活の場でひとりでも患者がいると、集団発生につながります。
  • ヒトの腸管内のみで増殖し、感染者のふん便やおう吐物には大量のウイルスが存在します。よって、用便後の手指はノロウイルスに濃厚汚染されています。
  • 感染していても症状が全くあらわれないこともあります(不顕性感染者)。症状がなくてもふん便中にはウイルスが排出されます。
  • 胃腸炎症状の消失後2週間から1か月程度の期間は、ふん便中にウイルスが排出されます。

ノロウイルス食中毒予防の4原則

 1.持ち込まない

胃腸炎症状がある調理従事者は、食品を直接取り扱う作業はやめましょう。また、日頃から調理従事者の健康管理を行いましょう。

検温

 2.拡げない

調理作業を行う前、食事を食べる前、用便後などは、しっかりと手を洗いましょう。

また、おう吐物は塩素系漂白剤を使用し、適切に処理しましょう。嘔吐処理

 3.加熱する

二枚貝等のノロウイルスに汚染されているおそれのある食品は、85℃から90℃で90秒以上加熱しましょう。

 

 4.つけない

調理器具は塩素系漂白剤や熱湯で消毒し、調理器具を介した二次汚染を防ぎましょう。また、調理開始前や盛り付け作業の前はしっかりと手を洗い、手袋を着用し素手で食品に触れないようにしましょう。汚れた手

効果的な手洗いとは

手洗いは、以下の手順①~⑧を30秒程度かけて行い、同様の手順を2回繰り返すと効果的です。

手洗い後のアルコール消毒も忘れないようにしましょう。

手洗い手順

さらに詳しくお知りになりたい方へ

 みなと保健所では、「食品取扱者のためのノロウイルス食中毒・感染症予防ガイド」を作成しました。消毒方法などを記載し、詳しいノロウイルスの情報や感染予防方法についてまとめた資料です。

また、区民向けのちらし「みなと食品衛生だより」のノロウイルス特集号も作成しています。これらを参考にして正しい知識を身につけ、ノロウイルスによる感染症・食中毒を予防しましょう。

ぜひご覧下さい。

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食品取扱者のためのノロウイルス食中毒・感染症予防ガイドVer.6(PDF:3,635KB)

 

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お問い合わせ

所属課室:みなと保健所生活衛生課食品安全推進担当

電話番号:03-6400-0047

ファックス番号:03-3455-4470