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ホーム > 麻布地区総合支所 > 地区広報 > 麻布地区の地域情報紙(最新号)

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更新日:2017年6月26日

麻布地区の地域情報紙(最新号)

 アートな麻布に魅せられて⑬アフガニスタン大使館

麻布台の閑静な一角に佇む駐日アフガニスタン大使館は、隣接する建物もなく、切り立った地形に突如現れた宮殿のようだ。代々木上原からこの地に移転してきたのは2008年7月、中央官庁合同会議所の建物を全面改築して、エキゾチックで優美な大使館が完成した。

白い漆喰壁が眩しいエントランスホールの天井には太い木の梁(はり)が等間隔に渡され、来訪者を建物の内部に誘う。館内に入るとすぐ右手には屋上のドームまで続く螺旋(らせん階段、左手には一度に300人を迎え入れるホールが広がっている。

床に敷き詰められた色彩豊かな絨毯は、本国から取り寄せた特注品だ。壁に飾られたアフガニスタンの画家Yヤールar TタラキarakyやSセディックiddig Zジャクファーhakfarの絵画が絨毯と共に民族色を添えている。屋上に設けられたテラスからは、東京タワーの雄大な景色を間近に楽しむことができる。

地下1階の図書室には、公用語のダリー語・パシュトゥー語、英語や日本語の蔵書が4000冊以上ある。部屋の四隅の柱の上部に、アフガニスタン史上重要な4つの時代を表す彫刻(ゾロアスター教の植木鉢、グレコ・バクトリア*の松明(たいまつ)、仏教の蓮、イスラム教の格子模様)が見られる。シルクロードの要衝アフガニスタンならではの意匠だ。
*紀元前3世紀頃、バクトリア地方に栄えたギリシャ人国家。

中央アジアの内陸国アフガニスタンは、先史時代から西のメソポタミア文明、南のインダス文明の影響下にあり、アレキサンドロス大王の大遠征によってヘレニズム文化が形成された地である。

歴史を下れば日本への仏教の伝播もアフガニスタンのシルクロード経由とされ、共に緑茶を飲み、冬は炬燵(こたつ)で暖を取るなど意外な共通点もある。日露戦争に勝利した東方の島国への共感は熱く、明治以来、軍人、政治家、王族、皇族の往来が相次いだ。1933年に駐日公使館(後に大使館に昇格)が飯倉に開設され、90年代後半からは一時期内戦の混乱で事実上閉鎖、紛争終結後の2002年に業務が再開された。この年にはアフガニスタン復興支援国際会議が東京で開かれた。

2006年、当時のハルン・アミン駐日大使等から新大使館の移転を相談されたのが、コンサルタント村上謙一郎さん。「過去・未来の友好関係の象徴として、いつまでも新鮮さを保ち続ける建物というコンセプトのもと、民族色を抑えた普遍的なデザインにした」と話す。大使館職員らが「世界中のアフガニスタン大使館の中で最高の機能美」と胸を張る建物は、数十年の時を経て麻布の地に戻り、アフガニスタンの魅力を伝えている。

取材協力

  • 駐日アフガニスタン大使館
  • バシール・モハバット臨時代理大使
  • 文化広報担当 アリソン・ディアスさん
  • 経理・庶務  アシュラフ・バブリさん
  • コンサルタント 村上謙一郎さん

 大使を訪ねて 40 麻布の“世界”から ROMANIA

西麻布の地に40年。地域に開かれた大使館で、かつて日本に留学していた大使が活躍されている。

タティアナ・ヨシペル駐日ルーマニア特命全権大使 Tatiana IOSIPER

大使とお会いしたのは、何日か続いた夏日の一日だった。赤いノースリーブの素敵なワンピースを着た大使は、「今日はジャケットがいらない、いい陽気ね」とにこやかに挨拶しながら颯爽と現れた。昨年9月、大使の来日と時を同じくして駐日全権公使に就任された夫君と2人のお嬢さんとともに日本に赴任された。

ルーマニア
面積:約23.8平方km
人口:約1,976万人(2016年)
首都:ブカレスト
元首: クラウス・ヨハニス大統領
( 2014年12月就任、任期5年)
議会:二院制
参考:外務省ホームページ(外部サイトへリンク)
取材協力/ルーマニア大使館

日本語を学ぶ間に日本に恋をした

大使は、20年ほど前に日本に留学されていた。若かりし頃の大使が日本語を選択されたのは、「ヨーロッパの言語よりも挑戦しがいがあったから」とのこと。日本に滞在中に日本が大好きになり、今回、仕事で再度来日することが出来、とても嬉しく思っておられるのが伝わってきた。信任状捧呈式(しんにんじょうほうていしき)のため皇居に訪れたときは、その荘厳さと紅葉の美しさに感動され、とても謙虚な気持ちになったそうだ。鎌倉や静岡にも行かれ、改めて日本の自然の美しさに触れていると、輝く目で語ってくれた。

1990年代に女性が台頭してきた

大使は、ルーマニアからの駐日大使としては初の女性。1989年12月に政権が交代し、民主化するとともに、女性が社会進出するようになる。大使が外務省に入られたとき、女性は少なかった。今では、95人いる大使のうち19人が女性。ちなみに裁判官は、なんと73%が女性だとか!女性の政治家は1割程度だが、行政機関では幹部職員の45%、中間管理職の56%が女性。政治そのものの世界では女性は少ないが、政策策定には関心が強い女性が多いということだろう。

職場結婚も多く、国全体が共働きに理解があり、夫君が駐イスラエル大使に任命されたときは大使もともに派遣され、今回大使が駐日大使に任命されたときは夫君が一緒に派遣された。

現時点では、出生率は1.34と日本より低いが、政府の育児補助は給与の85%が2年間保障されるなど充実している。

ルーマニアのひとは日本が大好き

ルーマニアでは日本のアニメや漫画が大人気。日本語を教えている高校もある。毎年開催されるシビウ国際演劇祭では日本の能や現代劇も上映され、日本の文化に触れる機会が多い。首都ブカレストには日本食レストランが13店舗もある。

大使自身も和食は大好きで、魚はどんな調理方法でも食べられるそう。日本で食べるのがとりわけおいしいと感じるのは鍋物。特にすき焼きが大好物だとか。ただ、唯一苦手なのが生卵ということで、「すき焼き、生卵なし」と日本語で注文をするそうだ。

ルーマニアの伝統料理

ルーマニアの代表料理のサルマーレ(酢漬けのロールキャベツの肉詰めとサワークリームを煮込んだ料理)は各家庭で味が違う。代々伝わるおふくろの味だ。作るのに時間がかかるので、作るのは特別なイベントの時に限られる。ロールキャベツの代わりにピーマンやブドウの葉を用いることもあるそうだ。ママリーガと呼ばれる、トウモロコシの粉で作るパンのような穀物料理と一緒に食べられている。

また、クラティテ(クレープ)は簡単にでき、大使のお嬢さんたちも喜んで食べるのでよく作るそうだ。東京にあるルーマニアレストランは、錦糸町のラ・ミハイという貴重な一軒。

ルーマニアのリゾート地

学生時代にはマスメディアを専攻していた大使が、観光ガイドにはなかなか取り上げられない名所を紹介してくださった。まず挙げられたお勧めスポットは、首都ブカレストから200kmほどの小さな町、オクナ・シビウルイ。海に面していないこの町にある小さな湖は塩水なのだ。塩といえば、サリーナ・トゥルダと呼ばれる岩塩坑も挙げられた。ルーマニアには12,000以上もの鍾乳洞があり、ここの特徴は、巨大な洞窟の中に満たされた、澄んだ空気。塩が作り出す独特の光景に囲まれながら、体を癒す「パワースポット」のようなところだ。また、ルーマニアはヨーロッパでも屈指の温泉大国で、火山のあったハルギタやコバスナにはルーマニア人にも人気のスパリゾート。昨年はブカレスト郊外にもスパリゾートができてアクセスが便利になったらしい。

相手を気遣う温かなお人柄で、始終朗らかな笑顔の素晴らしい大使にお話を伺い、とてもフレンドリーな雰囲気の中で時間の経つのが早いと感じたインタビューだった。

麻布地区に40年前からあるルーマニア大使館は、港区のワールドフェスティバル開催時などに公開されていて、今後も地域との交流を深めていかれるとのこと。是非その機会にはまたお邪魔したいと感じた。

大使館HP(外部サイトへリンク)

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お問い合わせ

所属課室:麻布地区総合支所協働推進課地区政策担当

電話番号:03-5114-8812