トップページ > 区政情報 > 広報・報道 > 広報紙 > 広報みなと > 広報みなと2024年 > 広報みなと2024年7月 > 広報みなと2024年7月21日号 トップページ > 広報みなと2024年7月21日号 平和特集 忘れないだけでなく、伝え続ける ―未来のために、今、できることを。―
更新日:2024年7月21日
ページID:150588
ここから本文です。
広報みなと2024年7月21日号
平和特集 忘れないだけでなく、伝え続ける
―未来のために、今、できることを。―
令和6年度港区平和青年団の皆さん
世界各地では今もなお、戦争や武力侵攻によって、多くの人々の命が脅かされています。戦争は遠い世界のことではありません。終戦記念日を迎える夏、平和について改めて考えてみませんか。
つなぐ
港区平和青年団の取り組み
戦争の悲惨さや平和の大切さを学び、その成果を広く地域に伝えていく取り組みです。区内在住・在勤・在学の高校生世代を対象に、被爆地(長崎)への派遣や、戦争や平和に関する全5回の研修の活動を通じて、若い世代が過去を知り、平和とは何か考え、それぞれの想いを次の世代につなげていくことを目的にしています。
研修や活動の成果は、活動報告書としてまとめるとともに、平和のつどいを活動報告の場として地域に発信し、青年団一人一人の平和への想いを伝えていきます。
令和5年度平和青年団
第五福竜丸に関するワークショップ
平和公園(原爆投下中心地)
港区平和青年団参加への思い
- 紛争や戦争はなぜ起こるのか、平和とは何か。自分なりの考えを導き出したい。
- 二度と戦争を繰り返さないために、私たち若者世代に何ができるのか、何をすればいいのか考えていきたい。
港区語り部の会との交流
港区平和青年団の第1回事前研修として、毎年港区語り部の会と交流会を実施しています。交流会では語り部の会の皆さんから、自らの戦争体験談や平和への想いを平和青年団に伝えていただいています。令和6年度も6月22日に生涯学習センターで交流会を実施しました。
港区語り部の会 グループ語り部
昔のことを語り合う会として23年前に活動を始め、区内の各小学校で私たちの子どもの頃の生活について話をしたり、体験してもらう活動を続けています。
港区平和青年団との会合では、戦争体験者として戦争の悲惨さについて話をしています。
今の子どもたちが戦争の厳しさを知り、平和であることのありがたさを感じられることを願っています。
語り部の会との交流を終えて 港区平和青年団の感想
- 自分たちが今戦争のない平和な国で生活しているのは当たり前ではないことを痛感した。
- 今の恵まれた環境に感謝し、社会に貢献していきたいと思った。
知る
港区平和都市宣言
区は、核兵器廃絶を訴えるとともに世界の恒久平和を願い、昭和60年8月15日に平和都市宣言を行いました。この宣言の下、区は、「平和のつどい」や「平和展」等の取り組みを行っています。また、区は「平和首長会議」の加盟都市として、世界166カ国・地域の8,403の加盟都市(令和6年7月1日現在)とともに、平和な世界の実現をめざして取り組んでいきます。
平和の灯
「平和の灯(ひ)」は、平成17年度に、港区平和都市宣言20周年の記念事業の一環として、核兵器の廃絶と世界の恒久平和を願い、区立芝公園に設置しました。
「平和の灯」に灯された「火」は、広島市の「平和の灯(ともしび)」、福岡県八女市(旧星野村)の「平和の火」、長崎市の「ナガサキ誓いの火」を合わせたものです。区は、「平和の灯」を通じて、戦争の惨禍と平和の尊さを伝えていきます。
平和の灯
語り継ごう、平和への想い
平和祈念の黙とうをささげましょう
世界の恒久平和を祈念して、1分間の黙とうをささげましょう。
広島に原爆が投下された時間
8月6日(火曜)午前8時15分
長崎に原爆が投下された時間
8月9日(金曜)午前11時2分
終戦記念日
8月15日(木曜)正午
平和のつどい
区民の皆さんと一緒に平和の大切さを考えるためのイベントを開催します。港区平和青年団および広島派遣中学生による活動報告会や、広島の被爆体験伝承者による講話、オーケストラによる平和祈念コンサートを実施します。平和の大切さを改めて感じるきっかけになるイベントです。
令和5年度平和のつどいの様子
対象
どなたでも
とき
8月24日(土曜)午後1時30分から午後5時(午後1時開場)
ところ
リーブラホール(みなとパーク芝浦1階)
定員
180人(申込順)
※保育あり(4カ月から就学前、5人。希望する人は、8月16日(金曜)までに、申込時にお申し出ください)
費用
無料
申し込み
電話で、7月26日(金曜)から8月16日(金曜)に、みなとコール(受付時間:午前9時(初日は午後2時)から午後5時)
電話:03-5472-3710
平和展から平和と思えるその日々こそ、最大の幸せから
展示
とき |
ところ |
主な展示内容 |
---|---|---|
7月30日(火曜)から8月20日(火曜) |
港区役所1階ロビー |
国際平和と世界情勢
|
7月24日(水曜)から8月15日(木曜) |
ありすいきいきプラザ1階展示・読書コーナー |
それぞれの思いを胸に、戦場に向かう人々
|
7月25日(木曜)から8月18日(日曜) |
赤坂図書館多目的ホール |
東京大空襲の脅威と疎開する多くの若者たち
|
7月25日(木曜)から8月18日(日曜) |
郷土歴史館4階講座室D |
沖縄戦の記憶を次の世代へ
(同時開催)みなとメモリーズから戦争の記憶から伝えたいことから |
7月24日(水曜)から8月15日(木曜) |
みなとパーク芝浦1階 |
原爆という全てを無にするものの脅威
|
全会場共通の展示一覧
- 港区平和都市宣言
- 著名人からの平和メッセージパネル
- 平和の灯について
- 核兵器禁止署名 等
※展示内容は予告なく変更になる場合があります。
※会場ごとに開催期間および展示内容は異なります。
会場イベント
とき |
ところ |
主な内容 |
---|---|---|
8月3日(土曜)から8月5日(月曜) |
リーブラホール |
港区平和青年団卒業生有志の会による「学生が伝える原爆の図展」他 |
※各港区立図書館で実施する平和映画会・平和展については、8面をご覧ください。
過去を知り、今を見つめ、未来に伝える 港区平和都市宣言40周年を迎えます
令和7年度に、港区平和都市宣言40周年を迎えます。区では、この40周年の節目が、「戦争と平和」について、過去を振り返り、今を見つめ、未来に伝える機会になるよう、周年記念事業を計画しています。計画しているもののうち、いくつかをご紹介します。
戦争・戦災体験集の作成
港区平和都市宣言5・20・30周年の過去3度にわたり、戦争体験者へのインタビュー内容や手記を掲載した冊子を作成してきました。戦後80年を迎える来年度に向け、最終集となる第4集を作成します。
|
区内中学生の広島派遣事業の開始
令和7年度から、区内在住の中学生を対象に、広島での平和学習を目的とした派遣事業を開始する予定です。令和6年度のモニターによる試行実施をもとに、派遣事業の内容を検討します。
みなと平和サミット(仮称)の開催
令和8年3月10日に、周年記念事業の集大成としてみなと平和サミット(仮称)を開催します。実施内容は実行委員会で企画・準備をしていくため、詳細は改めてお知らせします。
その他にも、さまざまな周年記念事業を計画しています。この港区平和都市宣言40周年の節目に、改めて平和のあり方を考える機会としましょう。
問い合わせ
- 総務課人権・男女平等参画係
電話:03-3578-2014