平成20年6月3日　区長コメント（2年経過について）

本日、シティハイツ竹芝で発生したエレベーター事故から2年が経過しました。

改めて、この痛ましい事故により犠牲となられました市川大輔さんのご冥福をお祈りいたしますとともに、ご遺族に対し心より哀悼の意を表します。

港区では、昨年末までに、シティハイツ竹芝内にある全てのエレベーターを交換するとともに、事故の原因を解明するため、事故機エレベーターと同じ機種を用いた実験等、港区独自の調査を行ってまいりました。

また、区有施設全般の安全管理に関する職員の意識改革など、事故の再発防止に向け、全力で取り組んでおります。

シンドラーエレベータ株式会社に対しては、引き続き、調査への協力と技術情報の開示を求めておりますが、実現に至っていないことは誠に遺憾であり、今後も強く要求してまいります。

国などの関係機関におかれましても、エレベーターのより一層の安全対策の確立とともに、一日も早い原因究明をお願い申し上げる次第です。

私は、将来ある尊い命が失われた事故を決して忘れることなく、区民の皆様の生命と財産を守る立場にある責任者として、引き続き、安全安心の確保に全力で取り組んでまいります。

平成20年6月3日

港区長　武井雅昭