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ホーム > 高輪地区総合支所 > 地区広報 > 高輪地区の地域情報紙(最新号)

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更新日:2017年12月14日

高輪地区の地域情報紙(最新号)

高輪地区地域情報紙「みなとっぷ」第34号

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 この街にこの人あり 独立行政法人 国立科学博物館附属自然教育園 名誉研究員 矢野 亮(やの まこと)さん

しろかねの森番を48年やっています

プロフィール

  • 矢野 亮(やの まこと)
  • 1943年、満州生まれ。東京教育大学農学部林学科卒業。
  • 1969年より国立科学博物館附属自然教育園に勤務。
  • 2008年定年退職、現在名誉研究員
  • 著書 「四季の森林」、「帰ってきたカワセミ」、「カワセミの子育て」(地人書館)、「自然観察ガイダンス」、「街の自然観察」(筑摩書房)「植物のかんさつ」(講談社)など

暑さが残る緑が深い自然教育園に”しろかねの森番〞をしている矢野亮さんを訪れました。

皆さん良くご存じの自然教育園ですが、概要を紹介してください

この自然教育園の場所は、戦後まで、一般の人が入れず、自然が残りました。1949年に文部省所管になり、「天然記念物及び史跡」に指定され、国立自然教育園として一般に公開されるようになり、1962年からは国立科学博物館附属自然教育園になりました。面積は約6万坪(20ヘクタール)で、園内には、シイ林(園内の外周の土塁部分)、マツ林、落葉樹林(ミズキ、イイギリ、ウワミズザクラなど)、同じ落葉樹のコナラ林(昔は人の手が加わった林)があります。そのほか、所々に池、川(基本的には雨水と地下水)があり、様々な動植物が育つ環境です。

基本的には武蔵野の平野部の自然を保護した場所ですが、放置しておくと鬱蒼とした常緑樹林になってしまいます。光が地表に届かず野草類が育ちにくく、チョウやバッタなどの昆虫類もいなくなってしまうので、あえて教材園として常に人の手を入れ管理しています。園内には植物が1473種、動物は2800種がこれまでに記録されています。園内では園内環境保全のためにいろいろな規制もあります。

矢野さんは自然教育園で、大変永く活躍していると聞きますが

私は”しろかねの森番〞を48年やっています。森番(森の番人)の仕事は三つあります。一つ目は天然記念物に指定された森の維持管理です。野草の増殖、草取り、枝おろし、枯木の伐採、園路の整備、外来種の駆除、園内巡視など何でもやります。二つ目は森に住む生き物たちの生態調査で、三つ目は私の本職の森の出来事を皆さんに話す教育の仕事です。園内に住む動植物の生活について皆さんにお話ししたり、植物を使ったクラフト作りで遊んだりします。今までにいろいろなものを作り、子どもたちに紹介しました。ムクロジを使った羽根つきの羽、蜘蛛を呼ぶ音叉、松の種のクルクル回りなど森の中には遊びの材料がたくさんあります。

現在問題になっている地球温暖化は、自然教育園と周囲にどのような影響がありますか

地球は100年前に比べおよそ0.75度の気温の上昇がみられますが、都心部は3.02度まで達しています。これが「都市のヒートアイランド現象」です。上空から測ったところ、自然教育園が26度の時に、目黒通りが38度で、10度以上の差がある場所もありました。

園内の冷気が周囲に流れていて、この能力は家庭用エアコン4000台分にもなり、森が周辺市街地を冷やすエアコンの役割を果たしているといえます。これが「緑のクールアイランド現象」で緑は非常に大切なのです。

それは動植物の分布にどのように影響していますか

自然教育園では、開園当初に比べ常緑樹は増加していますが、針葉樹が大幅に減少しています。その原因は大気汚染と下層からの木の突き上げです。温暖化の顕著な例は亜熱帯性シュロの出現です。開園当初には1本もありませんでしたが、1980年代から増え、2010年には2324本と増加しています。多分、ヒヨドリが運んで来たのでしょうが、温暖化で冬を越せるようになり、今では園内全域に多く生育しております。他にもマンリョウ、センリョウ、カラタチバナ、ムサシアブミなどの暖地性の植物も増加しています。

動物にも変化が見られます。ナガサキアゲハやツマグロヒョウモンは2002年にはゼロでしたが、今では多く見られます。温暖化でチョウがどんどん北上していると思われ、園内にチョウは58種類います。

外来種の動物が問題になっていますね?

池にはメダカ、モツゴ、スジエビ、トンボのヤゴなど多くの動物がいますが、一時密放流(ブラックバス、ブルーギル)により、多くの動物が失われました。在来種保護のために浚渫(泥上げ)をしました。この生態系の破壊はカワセミやカイツブリにも影響がでています。

ここでのカワセミの出会いは?

カワセミとの出会いは1988年からですが、その年の4月8日に前日の大雪の後片付けをしている時に、ゴミ捨て場からカワセミが飛び立つ姿を見ました。その時にカワセミの巣穴を見つけ、それ以降繁殖の観察をしています。カワセミの特徴は口ばしが長いこと、足が短いこと、尾が短くそして何といっても美しいコバルトブルーの後羽です。体の特徴は土に横穴を掘る巣作りに大きな役割を果たします。口ばしはツルハシ、足はジョレン(砂利などを集める道具)、尾は摩り切れないように短いです。

繁殖は雄が雌に餌をプレゼントする求愛から始まり、自分で巣穴を掘り、そこに卵を6から7個産みます。約18日で雛が誕生します。雛にはモツゴなどの餌を与えます。巣穴の中では雛が順番に行儀よく餌を食べていることもわかりました。餌を食べるとすぐに糞を外に向けて出し、巣穴の清潔を保ちます。そして24日後に巣立ちます。

自然教育園には子どもがよく来るようですね

高輪地区の小学校4年生を中心に学校単位で来園し、また、募集をした散策の会に親と一緒に参加する子どももいます。自然と触れる機会を作って、もっと多くの子どもたちに来て欲しいです。

白金台の街は大分変わりましたね

以前はこの場所に住んでいた時期もありました。目黒通りは昔より広くなりビルが増えましたね。この地域から緑が減らないようにしたいです。

取材を終えて

地道な活動で自然を守り、いろいろなアイディアで子どもを始め来園者を楽しませてくれる姿がよくわかりました。笑顔溢れる楽しい時間でした。
(担当/太田、土屋、松島、安藤、鈴木、森)

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 開催のご報告高輪地区情報紙「みなとっぷ」10年の歩みと表紙を飾ったアーティスト展

「みなとっぷ」10年を記念した展示会を、9月22日から24日の3日間、高輪区民センター展示ギャラリーにて開催いたしました。期間中300人を超える方々にご来場いただき、高輪地区の出展アーティストの作品などを満喫していただけたと思います。

また併せて開催した子ども向けのワークショップやイベントでも、子どもたちの真剣で楽しそうなまなざしが印象的でした。

「みなとっぷ」を支えてくれたアーティストたち

今回の展示会には、絵画、写真、書、能楽、版画など様々な分野にわたり、これまでに「みなとっぷ」の表紙を飾っていただいた高輪地区のアーティストの中から15名の方に出展していただきました。

会場では、展示作品の1点1点を丁寧に鑑賞している方も多く見かけ、また「素晴らしい」「3日間ではもったいない」との言葉もいくつかいただきました。併せて、会場前には「みなとっぷ」全号を掲示し、10年の歩みもご覧いただけたと思います。

出展アーティスト(敬称略、50音順)

  • 画家/阿部愼藏・今井みどり・小川エリ・佐伯庄吾・島田公子・髙橋美穂・松島純・三嶋禮雄
  • 空間プロデューサー・アートディレクター/相羽髙德
  • 写真家/高井哲朗・山内英徳
  • 書家/國兼凜仙
  • 日本画家/中島千波
  • 能楽師/友枝昭世
  • 版画家/原田維夫

ワークショップその1「書で遊ぼう」

自分の好きな「一文字」を考えてきた8名の子どもたち。書家の國兼凜仙先生の指導で、大きな紙の各々の割り当て場所に書いて、みんなの共同作品が完成しました。
(*この作品は11月11日~27日まで、高輪コミュニティーぷらざ1階の階段横の壁面に展示されます。)

ワークショップその2「オリジナルのマスク(仮面)を作ろう」

画家の小川エリ先生の指導で、真っ白なマスクを絵の具やレースなどで飾り付けた子どもたち。最後はそれぞれの個性あふれるオリジナルマスクが出来上がりました。

イベント「折り紙の紙芝居・ももたろう」

画家の今井みどり先生が折り紙作品で作ったきれいな紙芝居を上演しました(語り手:久津弘子さん)。その後子どもたちは今井先生から折り紙の折り方を教わり、たくさんの作品を作りました。

愛される情報紙を目指して

今回の展示会は、「みなとっぷ」編集スタッフの熱い想いと、出展していただいたアーティストのみなさまの協力で実現しました。お忙しい中ご来場いただいた方々をはじめ、すべてのみなさまに感謝いたします。

編集スタッフ一同、愛される情報紙作りを目指して一層頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

(担当/梶、土屋)

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お問い合わせ

所属課室:高輪地区総合支所協働推進課地区政策担当

電話番号:03-5421-7123