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更新日:2025年3月28日

ページID:12684

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高輪地区の地域情報紙(最新号)

高輪地区地域情報紙「みなとっぷ」第54号

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 街が変わる TAKANAWA GATEWAY CITY

 

いよいよ、令和7(2025)年3月27日にまちびらきを迎えるTAKANAWAGATEWAY CITYについて、JR東日本マーケティング本部まちづくり部門品川ユニット事業計画マネージャー・天内義也さんにお話をうかがいました。

 

100年先の心豊かなくらしのために

今回のまちびらきでは、高輪ゲートウェイ駅が全面開業、THE LINKPILLAR 1が開業となります。そして、令和8(2026)年春に、そのほかの棟が完成し、グランドオープンを迎えます。

開発のコンセプトは「100年先の心豊かなくらしのための実験場」です。明治5(1872)年の鉄道開業の際に、海の上を初めて鉄道が走った近代化の礎を築いたのが、ここ高輪です。こうした土地の記憶を踏まえ、約150年前にイノベーションが生まれたこの地から、100年先の未来に向けたイノベーションを生み出す場を目指しています。

また、TAKANAWA GATEWAY CITYは地球が抱えるさまざまな社会課題に対し、「新たなビジネス・文化」「循環型社会のモデル」など、未来に資する解決策を街から生み出し、世界中へ発信していく拠点を目指しています。日本各地や世界にイノベーションをもたらしながら、100年先の心豊かなくらしに向けた「地球益」の実現に取り組んでいるのです。

首都圏初進出のホテルや大規模商業施設がオープン

高輪ゲートウェイ駅正面のツインタワー THE LINKPILLAR 1には、大手企業のオフィスや大規模コンベンション・カンファレンス施設のほか、新しい旅をデザインする新・観光拠点「TAKANAWA GATEWAY TravelService Center」が設置されます。令和7(2025)年秋には、SOUTH棟の高層階に「JWマリオット・ホテル東京」が開業予定です。

また、商業施設は全棟あわせて約60,000㎡、約200店舗で構成された「ニュウマン高輪」がオープン。3月のまちびらきで一部先行開業、秋には、THE LINKPILLAR 1に約170店舗が開業します。


ニュウマン高輪イメージ

地域との調和を大切に

私たちは、この地域との調和を大切に考えており、そのためのさまざまなプロジェクトを用意しています。

令和3(2021)年から開始しているホップを育てるコミュニティ活動「TAKANAWA HOPWAY」は、ホップを栽培してビールをつくることだけではなく、共同作業を行う過程で地域の皆さまとのつながりの輪を広げ、コミュニティを活性化させていくことを目的としています。

また、ビルの屋上で養蜂をしてはちみつを製造し、それを高輪ブランドとして販売します。

さらに、TAKANAWA GATEWAY CITY内にある樹木や草花の管理を地域の方々とともに行います。

週末には、さまざまな音楽イベントやマルシェを行います。ぜひ、高輪の皆さまにも積極的に参加していただけることを期待しています。

街の遺産・高輪築堤の保存・活用

国指定史跡である高輪築堤については、鉄道開業当時の風景の再現を目指し、文献調査や現地調査などの結果から得られた知見を元に、第7橋梁部や発掘時に欠損していた箇所の再現などの整備計画を進めています。

第7橋梁部の周辺には、高輪築堤を眺め憩える広場空間を整備します。また、隣接するTHELINKPILLAR 2内で開設予定の(仮称)築堤ギャラリーでは、鉄道開業や日本の近代化の歴史を紹介します。ギャラリーの内装には、高輪築堤を支えていた木材(松杭)を活用します。

地域の交通手段の充実

高輪ゲートウェイ駅前広場には、車やタクシーの乗降口はもとより、バスの乗降口も設置予定で、将来的には路線バスなどの乗り入れも想定しています。また、敷地内には、シェアサイクルのステーションもできます。

駐車場、駐輪場も十分な台数を設置する予定です。地域を循環して走るAIオンデマンドモビリティ「みなのり」も運行するようになり、地域の交通拠点としての役割を果たしたいと考えています。

地域の防災にも配慮

建物は十分な耐震性を確保し、電力は発電所と3つのルートでつながり、大地震でも停電することはありません。また、耐震性があるガス管を設置し大地震後でもガスの供給が可能です。さらに、1万人が3日間滞在できる食料と水を備蓄し、地域の方の災害時の利用も想定しています。

取材を終えて

TAKANAWA GATEWAY CITYは、南北約1.6km、10haにも及ぶ都内最大級の開発です。新たな商業、文化、ビジネス拠点として、地域に大きな影響を与えるものと予想されます。

また、マルシェや音楽イベント、まち歩きツアーなども考えられています。わくわくしますね。


広場マルシェ イメージ

 

(担当/安藤、佐々木、清水、平尾、大友、川野)

 

 この街にこの人あり
キルギス共和国 Kyrgyz Republic
オソエフ・エルキンベク大使夫妻

キルギス共和国は、中央アジアに位置する内陸国です。かつてはシルクロードの西と東の交易路(交差点)で、その昔、三蔵法師が越えたと言われる天山山脈に位置しています。中央アジアの中でも親日国として知られています。三田一丁目にあるキルギス大使館を訪れ、高輪にお住まいのキルギス大使ご夫妻に、お話をうかがいました。


Mr. Erkinbek Osoev、Mrs. Dzhamilia Soltbaeva
オソエフ・エルキンベク大使(左)、ソルトバエワ・ジャミーリャ大使夫人(右)

大使のプロフィール
大学卒業後、運輸交通省でエンジニア関係の仕事に従事し、2007年~2009年の2年間横浜国立大学に留学してインフラ経営の修士号を取得。帰国後は日本のJICAとの協働プロジェクトの推進や大臣も務める。2023年1月に特命全権大使として日本に着任。

 

  • 国土面積:199,900㎢(日本の約半分)
  • 人口:730万人(2024年)
  • 首都:ビシュケク(Bishkek)
  • 宗教:主にイスラム教スンニ派
  • 言語:キルギス語が国語、ロシア語が公用語
  • 主要産業:農業・畜産業(畜産加工物)、鉱業(金採掘)

─自然や国のあり方について教えてください

国土の約90%が標高1500m以上の山岳国家です。北東には、中国から続く天山山脈やその支脈があり、6~7月には、あちこちの山で高山植物が満開となり、素晴らしい風景が見られます。

1991年に旧ソ連から独立し、大国間とのバランスを保ち多国家との調和を重視しています。


ケル・スー湖(標高3514m)。キルギスと中国の国境近く、アクサイ渓谷の南部に位置する

─キルギスの主要産業や特産品などについて教えてください

比較的暖かい南方では農業が、寒く乾燥している北方では牧畜が、また鉱業が盛んで特にクムトール金鉱が有名です。特に、非加熱、天然の白い生はちみつは、特産品として世界的にも有名です。

近年では、観光産業に力を入れていて、リゾート開発なども進み、海外からの投資が増えてきています。今後、日本からの投資と企業参入を期待しています。

─キルギスの人々は、日本にどのような印象をもっていますか?

キルギスの人々は日本をとても親しく感じています。「昔々、魚が好きな者たちが東に行って日本人になり、肉が好きな者たちが西に行ってキルギス人になった」という伝承があり、キルギス国民のほとんどが、この話を知っています。また、日本語とキルギス語は「文法構造(語順)」が似ているので言語面でも親近感があります。


100%オーガニックのホワイトハニー、クリーミーなハチミツで、世界的に有名です

─日本やお住まいの高輪での生活はいかがですか?

日本の便利さと美しさはどこに行っても感じられます。また、高輪の静けさと花々に囲まれた環境が大好きです。暮らしの魅力を一言で表すと、「静かで平和な環境と、美味しい食べ物、そして心温かい日本の人々との交流」ですね。

食文化にも大変感銘を受けました。特に新鮮なお刺身は格別で、お寿司、天ぷらなども好きです。キルギスは内陸国なので生魚を食べる機会はありませんが、日本で初めて食べてその美味しさに驚きました。

─奥さまは日本語が大変お上手ですが、日本語を学ばれたきっかけを教えてください

私は北方の村の出身で、2002年に母から「外交官になっては?」と勧められ、日本語学習を始めたのがきっかけです。

ビシュケク人文大学(現ビシュケク国立大学)で日本語と日本の歴史を勉強して、のちに同大学で日本語の講師となりました。日本語を通じて日本文化からは、日本人の温かさや思いやりを知ることができました。


イシククル湖(標高1609m)。琵琶湖の9倍の広さで、透明度は20mを超える。三蔵法師がインドへ行く途中、この湖で休憩した。北岸のチョルポン・アタは、有名なリゾート地で、春や夏には、ロシアや近隣国から、多くの旅行客が訪れる

─最後にメッセージをお願いします

キルギスと日本は友好関係を持つ国同士です。私たちはこれからもこの絆を深め、文化的および人的交流や協力関係をさらに強化していきたいと願っています。日本の皆さんにぜひキルギスを訪れていただき、その魅力を感じていただければうれしいです。

取材を終えて

大使ご夫妻の温かいお人柄や、質問に対し真摯にお答えいただくお姿に大変感銘を受けました。高輪地区では、四季折々、イベントやお祭りなどが開催されるので、気軽にご参加いただければうれしいです。

 

(担当/大友、川野、飯島、阿部、平尾)

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