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更新日:2023年8月3日
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環境について
【1】現在の東京の放射線量はどの程度ですか
東京都新宿区の東京都健康安全研究センターで、空気環境中の放射線量率の測定を行っています。現在は0.04マイクロシーベルト/時程度の値を推移しています。同じく文部科学省の依頼を受けて、港区内の大学でも測定をしていて、ほぼ同じ値を示しています。現在の値は低く、人の健康に影響を与えるものではありません。
【2】環境中の放射線量はばらつきがあるのですか
放射線量は、大気から落ちた放射性物質の状況や地表の状態で変化するため、若干のばらつきはあります。しかし大きな傾向は変わりませんので、現在の港区で極端に高い値が検出される恐れはありません。
【3】放射線の単位にはどのようなものがありますか
よく耳にするシーベルトは、人の体が放射線を受けた時、その影響の程度を測るものさしとして使われる単位で、線量当量と呼ばれます。
1シーベルト(Sv)は1,000ミリシーベルト(mSv)にあたります。
1ミリシーベルト(mSv)は1,000マイクロシーベルト(μSv)にあたります。
よく見る単位として(μSv/時)がありますが、これは1時間に受ける放射線の影響を表しますので、これに時間をかければ、その人が受ける影響がわかります。
グレイ(Gy)は吸収線量と呼ばれ、放射線が物質に当たったときに吸収される放射線の量のことを表します。
また、ベクレル(Bq)は放射性物質から出される放射能の強さを表します。これは、物質の重さ(kg)ごとに表されることが多くなっています。
【4】落ちた放射性のチリが土の上に広がっているので危険ではないですか。
被災地では校庭等の表土が原因となって、大気環境中の放射線量率が高くなっている場合があり、表土除去の報道も見られます。
しかし現在のところ、東京都において測定されている大気環境中の放射線量率は平均が0.04マイクロシーベルト/時と、非常に低い値になっています。また環境中の放射線量率の高さによる違いは、東京都健康安全研究センターの測定では高さ150センチメートルで0.07マイクロシーベルト/時のとき、高さ1センチメートルで0.09マイクロシーベルト/時という結果で、高さにあまり左右されていません。
よって、現在の東京では、土壌表面の放射性物質が大気環境中の放射線量率に大きな影響を与えている状況ではないと言えます。
【5】自然界の放射線でも被ばくするのですか
放射線はいろいろなところから発して、普段からある程度の放射線を浴びています。これを自然被ばくと呼びます。被ばく量は、世界平均で年間2.4ミリシーベルト(=2,400マイクロシーベルト)と言われています。
【6】医療でも放射線は使われていますが、どのくらいの被ばく量ですか
医療でX線が使用される場合、集団検診の場合、胸のX線撮影では1回でおよそ50マイクロシーベルト、胃のX線撮影1回でおよそ600マイクロシーベルトの放射線を浴びることになります。
またX線コンピュータ断層撮影(CTスキャン)では1回でおよそ6,900マイクロシーベルトの放射線を浴びることになります。
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