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更新日:2023年8月17日

食品について

1 現在売られている野菜等の食品は大丈夫ですか

食品に含まれる放射性物質に関しては、食品の国際規格を作成しているコーデックス委員会が設定した指標等を基に、厚生労働省において基準値が定められました。基準値を超える食品が見つかった場合は、食品衛生法に基づき出荷制限等の措置があり、産地の自治体等が対応しています。市場に流通する食品は安全と考えられます。

2 食品の基準値について教えてください

飲料水や食品に含まれる放射性物質については、コーデックス委員会が設定した指標等を基に厚生労働省において新たに基準値を定め、平成24年4月1日より施行されました。これを上回る場合は食用に供されることがないよう、食品衛生法において規制を行っています。現在の放射性セシウムの基準値は以下のとおりです。

放射性セシウムの基準値

食品群

基準値

飲料水

10Bq(ベクレル)/kg

牛乳

50Bq(ベクレル)/kg

乳児用食品

50Bq(ベクレル)/kg

一般食品

100Bq(ベクレル)/kg

※各食品群の範囲については、以下の資料をご参照ください。また、一部品目については経過措置が適用されます。

 

乳及び乳製品の成分規格等に関する省令の一部を改正する省令、乳及び乳製品の成分規格等に関する省令別表の二の(一)の(1)の規定に基づき厚生労働大臣が定める放射性物質を定める件及び食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について(平成24年3月15日厚生労働省食品安全部長通知)(外部サイトへリンク)

食品中の放射性物質の規格基準の設定について(東京都福祉保健局ホームページ)(外部サイトへリンク)

3 食品の放射能の監視体制と検査結果について教えてください。

食品中の放射性物質に関する検査については、原子力災害対策本部が定めた「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」を踏まえた「地方自治体の検査計画について」に基づき、産地の自治体で安全の確認を行っています。検査の結果、基準値を超える放射性物質が検出された場合、食品衛生法に基づき出荷制限や摂取制限が行われます。出荷制限や検査結果については厚生労働省のホームページに掲載されています。 

 

食品中の放射性物質に関する「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」の改正(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)

食品中の放射性物質(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)

4 食品の放射性物質の検査はどこで行っていますか

保健所では放射性物質の検査の受付を行っていません。自主検査を希望される方は、民間の検査機関にご相談ください。検査を実施している検査機関については厚生労働省のホームページ「放射性物質の検査を実施できる検査機関」に掲載されています。

 

東日本大震災関連情報(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)

5 放射性物質を含んだ食品等による妊産婦や乳児への影響について教えてください

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構のホームページの「放射線被ばくのQ&A一覧」に「私は妊婦です。放射線の影響はありませんか?」「基準値以下のレベルの食品であっても少し心配です。妊婦や子どもへの影響はありますか?」として掲載されています。ご参照ください。

 

放射線被ばくのQ&A一覧(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構ホームページ)(外部サイトへリンク)

6 野菜などを食べるときに気をつけることはありますか

基準値を超える食品は、出荷制限等により流通しない仕組みとなっていますが、野菜を「洗う、煮る(煮汁は捨てる)、皮や外皮をむく」ことによって、汚染の低減が期待できます。

 

放射線被ばくのQ&A一覧(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構ホームページ)(外部サイトへリンク)

7 国産の農産物や水産物の産地表示はきちんと行われていますか

国産農産物の原産地表示は、食品表示法に基づく食品表示基準により、都道府県あるいは市町村名やその他一般に知られている地名を表示することが義務付けられています。

国産の生鮮水産物の原産地表示については、食品表示法に基づく食品表示基準により、「生産した水域の名称」(水域名)を記載しなければなりません。ただし、水域名の表示が困難な場合には、「水揚げした港名又はその属する都道府県名」を水域名の表示に代えることができます。また、東日本太平洋側で漁獲されたものを中心に生産水域の区画及び水域名を明確化した原産地表示を推奨することとしました。

 

東日本太平洋における生産水域名の表示方法について(水産庁ホームページ)(外部サイトへリンク)

8 牛乳の表示を見て、その原産地はわかりますか

牛乳や乳製品については、食品表示法に基づく食品表示基準により、輸入品以外のものについては、対象原材料(使用した原材料に占める重量の割合が最も高い原材料)が生鮮食品の場合、国産にあっては国産である旨を表示し、対象原材料が加工食品の場合は、加工食品の製造地(国産品にあっては国内において製造された旨)を表示することになっています。また、国産である旨の表示に代えて、都道府県名その他一般に知られている地名を表示することができます。

このため、牛乳や乳製品の表示を見ても、原乳の原産地を確認できない場合があります。原乳の原産地を確認するには、牛乳や乳製品の製造者にお問い合わせください。

原乳の放射性物質の検査結果については、農林水産省のホームページをご参照ください。

 

原乳の放射性物質の検査結果について(農林水産省ホームページ)(外部サイトへリンク)

9 農産物や水産物などの放射性物質に関する情報を教えてください

農林水産省ホームページに、「東京電力福島第一原子力発電所事故による農畜水産物等への影響」が掲載されています。

東京電力福島第一原子力発電所事故による農畜水産物等への影響(農林水産省ホームページ)(外部サイトへリンク)

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お問い合わせ

所属課室:みなと保健所生活衛生課食品安全推進担当

電話番号:03-6400-0047

ファックス番号:03-3455-4470