印刷

更新日:2026年7月24日

ページID:158795

ここから本文です。

自然共生サイト

自然共生サイトとは

国は、生物多様性の損失を止め、反転(回復)させる「ネイチャーポジティブ」の達成に向けて、令和12(2030)年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全することを目指す「30by30(サーティーバイサーティー)目標」を国内目標として位置付けました。
目標達成に当たっては、国立公園等の拡充に限らず、企業の森や里地里山、都市の緑地など、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域についても保全する必要があることから、これらの保全区域を「自然共生サイト」として認定する制度を開始しました。

区でも、令和6年2月に改定した「港区環境基本計画」において、5つの基本目標のうちの1つを『水と緑のうるおいと生物多様性の恵みを大切にするまち』とし、その施策として「自然共生サイトの認定に向けた取組の推進」を掲げています。

自然共生サイトロゴ

自然共生サイト認定ロゴマーク

区内の認定施設(令和8年6月30日時点)

公共施設

サイト名称 有栖川宮記念公園(水域周辺)
所在地 港区南麻布五丁目7番29号
申請者 港区
サイト説明

本サイトは、区立有栖川宮記念公園内に位置する池周辺の水辺環境です。
麻布台地の変化に富んだ地形を生かした環境となっており、周囲を樹林で覆われている流水域と、趣ある日本庭園の景観を有する止水域とで構成されています。
日常的に多くの区民が訪れる本サイトの周辺では、環境教育を目的とした「ザリガニ釣り大会」や、区民ボランティアの方々にもご協力いただきながら実施する「生物現況調査」など、生物多様性の保全に向けた普及啓発事業を実施しています。

評価を受けた点 ・都内の貴重な水辺環境となっていること
・生物多様性の価値だけでなく、歴史的な側面も有する貴重な場であること

 

有栖川宮記念公園(認定区域)

認定区域(黄色枠内)

有栖川写真

認定区域の様子

有栖川カワセミ

区域内で見られたカワセミ

 

サイト名称 檜町公園
所在地 港区赤坂九丁目7番9号
申請者 港区
サイト説明

本サイトは、池を囲む日本庭園と芝生の広場が特徴的な公園です。
水域や湿地、草地、樹林を利用する多様な動植物が生育・生息し、高層ビルに囲まれた都市空間の中で自然を感じられる憩いの場となっています。
樹林は、スズメやムクドリなどの野鳥の採餌場所として利用されており、在来種を中心とした多様な動植物の生息・生育の場となっています。また水辺では湿生植物が生育し、トンボやヤゴの生息も確認されています。
なお、本サイトに隣接する「東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン」は、令和7年9月に増進活動実施計画として認定を受けており、檜町公園と一体で生物多様性の維持が図られた環境となっています。

審査の観点

・生態系サービス提供の場であって、在来種を中心とした多様な動植物種からなる健全な生態系が存する場としての価値
・希少な動植物種が生息生育している場あるいは生息生育している可能性が高い場としての価値
・越冬、休息、繁殖、採餌、移動(渡り)など、動物の生活史にとって重要な場としての価値
・緩衝機能や連続性・連結性を高める機能を有する場としての価値

 

檜町公園(林)

認定区域の様子(樹林)

檜町公園(池)

認定区域の様子(水辺)

は虫類を捕まえるヒヨドリ

は虫類を捕まえるヒヨドリ

民間施設

サイト名称 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー(竹芝新八景・スキップテラス)
所在地 港区海岸一丁目7番1号
申請者 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー管理組合
サイト説明 2020年に、40階建ての大型複合施設の低層部(2階から6階)にスキップテラスを設け、スキップテラスを中心に「雨・水・島・水田・香・菜園・蜂・空」の8つがテーマの「竹芝新八景」を展開し、周辺環境(東京湾、歴史的な文化である浜離宮恩賜庭園や旧芝離宮恩賜庭園)と調和した空間を創出しました。
本サイトでは、25種の在来樹種が植栽されているほか水田が造成されており、これまでに11種の鳥類、16種の昆虫類が確認されています。
「竹芝新八景」を通して緑豊かな環境づくりに努めると同時に「竹芝UBC」という活動組織をつくり、環境教育、地域交流、情報発信を行い、日本の都市における生物多様性の取組みを発信しています。
評価を受けた点 ・スキップテラスを中心に限られた緑を立体的かつバランスよく配置し、エリア全体~都市域の生態系の保全に貢献していること。
・水田、菜園、養蜂場、等を整備し、生物の生息場所、オフィスワーカーや来訪者の癒しの場、環境教育の場として複合的に活用していること。
・八景の一つ「雨の景=レインガーデン」は、雨水を地下浸透させ貯留する多機能型の緑地であり、景観向上のほか防災・減災機能も有すること。

 

東京ポートシティ竹芝

認定区域の様子

竹芝田植え

田植えの様子

竹芝稲刈り

稲刈りの様子

竹芝もちつき

収穫したもち米を使用した餅つきの様子

 

サイト名称 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
所在地 港区赤坂9丁目7番1号
申請者 三井不動産株式会社
サイト説明 ミッドタウン・ガーデンを中心とした約1.38ヘクタールのまとまった面積の緑地であり、クスノキやケヤキ、エノキなど旧防衛庁時代からの保存木が15メートルを超える高木となって林冠を形成、芝生などとともに多くの人々が集まり憩う場を提供している。本サイトの樹林や草地では220種を超す植物が確認され、都(区部)の絶滅危惧種のコヒロハハナヤスリも生育している。動物でもヒガシニホントカゲやニホンカナヘビ、ヤマトタマムシなどの絶滅危惧種の生息が確認されている。高度に都市化された都心部において、本サイトは人にも生きものにも豊かに暮らせる場を提供している。
審査の観点

2007年のしゅん工以来、従前地からの既存木の移植・保存、高木層を持つ樹林の保護、外来種などを除去する管理等を継続してきた結果、都心において生物多様性に配慮されていることが評価され認定。
認定された約1.38ヘクタールの緑地は都心5区においては最大級。
※都心5区:千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区

 

ミッドタウン・ガーデン1

認定区域の様子

ミッドタウン・ガーデン2

認定区域内部の様子

ミッドタウン・ガーデン3

生きもののすみか

 

サイト名称 住友不動産東京三田ガーデンタワー・住友不動産東京三田サウスタワー
所在地 港区三田三丁目5番19号、5番27号
申請者 住友不動産株式会社
サイト説明 本認定サイトはJR田町駅・地下鉄三田駅に近接するオフィス街に位置します。従来は駐車場や商業ビル等が混在する都市的な土地利用でしたが、隣接する2棟の連続性のある開発で約1.1ヘクタールの緑地を創出し、「都市と自然の再接続」の場へと変貌させ、生物多様性の復元に資する環境づくりをめざしました。そのうち、約0.8ヘクタールについて本認定を受けました。約300メートルに及ぶ斜面緑地や防災広場、園路などを整備し、地域にかなう在来種を中心とした植栽を行っており、生物多様性の向上、環境性能と利便性の向上、地域間のつながりの強化、安全で魅力的な景観形成をめざしています。
また、2キロ圏内に有栖川宮記念公園や芝公園といった大規模な緑地が存在します。東側には東京湾岸の低地が広がり、網の目状の運河が特徴的な景観を形成しています。これらの水系は都市の中の貴重な生態系ネットワークを構成しています。一方、本認定サイト周辺は大部分が市街地化されており、創出された緑地は、この地域にとって希少かつ貴重な空間となります。
既存の公園や水系とのつながりを意識しながら、多様な微環境を創出し、周辺緑地とつながるエコロジカルネットワークの形成を図ります。
審査の観点 生態系サービス提供の場であって、在来種を中心とした多様な動植物種からなる健全な生態系が存する場


住友不動産東京三田ガーデンタワー・住友不動産東京三田サウスタワー

住友不動産東京三田ガーデンタワー・住友不動産東京三田サウスタワー

生きものを保全し続けるために

環境課では、区が管理する「有栖川宮記念公園(水域周辺)」において、環境教育を目的とした「ザリガニ釣り大会」や、区民ボランティアの方々にもご協力いただきながら実施する「生物現況調査」など、生物多様性の保全に向けた普及啓発事業を実施しています。
今後も生物多様性の価値を守り続けるため、区民や公園利用者の皆様にご協力いただきながら、生物多様性の保全に取り組みます。
また、公共空間に限らず、敷地内に豊かな自然環境を有している事業者の皆様と連携し、自然共生サイトの周知啓発や生物多様性保全の取組の誘導など、官民連携の取組を推進してまいります。

(参考)「地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律」について

自然共生サイトの認定制度は、令和7年4月1日から法制化され、「地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律」(以下「地域生物多様性増進法」という。)に基づく認定へと変わりました。

令和6年度までは、生物多様性の保全が図られた「区域」を認定する制度でしたが、
令和7年度からは、生物多様性の増進(=維持・回復・創出)に資する「活動計画」を認定する制度へと変更されました。

「活動計画」は以下の2種類に分かれています。
増進活動実施計画
 企業等が、里地里山の保全、外来生物の防除、希少種の保護といった生物多様性の維持・回復・創出に資する「増進活動実施計画」を作成し、主務大臣が認定します。

連携増進活動実施計画
 区市町村がとりまとめ役として地域の多様な主体と連携して行う活動を「連携増進活動実施計画」として主務大臣が認定します。認定を受けた区市町村は、活動の継続性と安定性を確保するため、土地所有者等と「生物多様性維持協定」を締結することができます。

令和7年7月1日時点で、区内で「地域生物多様性増進法」に基づき締結した「生物多様性維持協定」はありません。
地域生物多様性増進法の詳細や、最新の認定状況については、環境省のホームページをご確認ください。

よくある質問

最近チェックしたページ

 

お問い合わせ

所属課室:環境リサイクル支援部環境課緑化推進担当

電話番号:03-3578-2331

ファックス番号:03-3578-2489