ここから本文です。

更新日:2023年11月21日

三田5丁目西地区再開発について

内容

私の家は三田5丁目西地区再開発の対象地区にあり、地元住民の反対の声が少なくないはずであるのに、住友不動産側は着々と進めている。我が家は代々その地に住んで、売り渡して移る気はなかったので、3月、6月の説明会の後に都市計画課に出向き意見書を提出したのだが、受け取ってはもらったものの、「回答するものではないので。」と言われたし、説明会の後、再開発担当の職員に反対の気持ちを告げた際には「覚悟してください。」と区の職員とは思えない言葉を発したので、区は区民を守ってくれないのかと途方に暮れてしまった。
地権者が結束して動く方が効果はあるとわかっているのだが、同意書にサインしてしまったという事情があり、近所から「お宅はサインしたから。」と、再開発反対派と見なされなくなってしまっている状況にある。区議にも同意書の撤回について相談した。
地元住民は同意率を水増ししているのではないかという不信感も持っているし、我が家だけこの地に残ればいいと思っているわけではなく、再開発を中止にしてほしいという区民の声を区に伝えたい。もう8年以上もの間、再開発計画が私の心身共に負担になっており、健康を蝕んでいる。私の意見に対して、区の対応を文書で回答してほしい。

区の対応・考え方

都市計画法に基づき区が策定した港区まちづくりマスタープランでは、三田五丁目西地区周辺はものづくり産業と居住環境とが調和した地区へと土地の利用を誘導することや、細街路の拡幅整備等により、当該地区の市街地の安全性の向上を図ることとしています。また、令和3年度に区が策定した白金高輪駅東部地区まちづくり構想では、敷地の共同化や街区再編と併せた都市基盤の一体的な整備を推進するとともに建物の不燃化を促進することとしています。三田五丁目西地区については、細街路に面して老朽化した木造建築物が密集しており、また、無接道であることから建築更新が困難な土地が存在しています。さらに、地区外周の区道は、歩道のない幅の狭い道路であり、加えて、土地利用についても工場機能や居住機能が混在するなど、市街地として環境や防災性、安全性に課題があります。
このような背景を踏まえ、再開発準備組合では、三田五丁目西地区の街づくりにおいて、敷地の整序・集約化による木造建築物の密集の解消に併せて、道路や児童遊園などの都市基盤を整備し、防災性の向上や安全で快適な歩行者ネットワークの形成を目指すとしています。また、工場・商業・住宅機能を適切に配置するとともに、オープンスペースを整備し、市街地環境の向上を図るなど、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新により、安全で快適かつ緑豊かな複合市街地を形成するため、道路等の公共施設と建物の一体的な整備を計画しており、これらを踏まえると、区としては市街地再開発事業が適切な手法であるものと認識しております。
ご心配されている再開発ビルでの火災については、スプリンクラーと屋内消火栓による初期消火とともに、消防隊が非常用エレベーターや連結送水管を利用して消火活動を行う計画と聞いています。
市街地再開発事業の実施に当たりましては、地権者、行政及び準備組合などが相互に連携し、住民発意のまちづくりを進めていくことが重要と考えております。
地権者の皆さまに、都市計画の内容や市街地再開発事業に関する理解を深めていただくため、区は、準備組合に対し、地権者と信頼関係を構築した上で、個々の状況に配慮した丁寧な説明を行い、合意形成を図るよう指導してまいります。
また、引き続き、積極的に地域の中に入りながら、地権者からの相談に応じ、中立公正な立場で助言を行うなど、住民発意のまちづくりを支援してまいります。
最後に、市街地再開発事業は地権者の皆さまの自らの発意と合意に基づき、まちづくりを協同で進める事業です。このため、区としては地権者保護の観点から、市街地再開発事業への補助金は必要と考えております。

担当課

街づくり支援部再開発担当

ご意見をいただいた時期

令和5年8月

関連分野

環境・まちづくり-都市計画・まちづくり-市街地再開発事業

よくある質問

「よくある質問コンテンツ」をご活用ください。

よくある質問入り口

お問い合わせ

所属課室:企画経営部区長室広聴担当

電話番号:03-3578-2050