更新日:2025年3月5日
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海外留学支援事業
目的・背景
港区では、世界で活躍する真の国際人を育成するため、平成18年度から区立小中学校における「国際科」・「英語科国際」の授業、平成19年度から夏休み期間中の小中学生海外派遣、平成22年度から国内留学プログラム及び異文化体験授業と様々な国際理解教育を実施しています。また、港区の子どもの半数以上が私立学校に進学する状況の中、公私立問わず、全ての子どもたちに対する国際理解教育の充実が求められています。このような動きの中、グローバル化がさらに進展しており、これまで以上に国際社会に対応できる真の国際人の育成が求められている背景を踏まえ、港区の国際理解教育の延長線上にある事業として、令和6年度から「海外留学支援事業」を公私立問わず対象として開始しました。
海外留学の考え方
本事業の取組における海外留学の定義(短期留学・中期留学・長期留学)については、おおむね以下の考え方で整理しております。
短期留学
サマースクールやウィンターキャンプなどといった2週間程度の海外留学
中期留学
交換留学などといった1年間程度の海外留学
長期留学
海外の高校や大学への進学などといった数年にわたる海外留学
事業の方向性
子どもたちが港区から一歩を踏み出し、自らの力で学び、将来世界で活躍できるグローバル人材に成長するよう、港区としてどのような海外留学支援策を展開すべきかなどを検討する必要があることから、海外留学支援検討委員会を設置し、区民を対象に実施した「海外留学に関する区民アンケート」の結果等をもとに検討を進め、今後の海外留学支援事業の方向性を「留学の動機付け」、「留学情報・相談等への支援」、「海外留学機会の創出」の3つに整理しました。
【方向性①】海外留学のきっかけづくりや留学経験者との交流による海外留学の動機付け
保護者と子どもの海外留学に対する意向に差が生じていることや、子どもが海外留学をしたくない理由として「語学力」が課題となっていることなどを踏まえ、海外留学に関する意識啓発や海外留学経験者からの声や話を聞く機会を設定し、海外留学を目指すにあたって具体的イメージを持てる場の提供を目指します。
【方向性②】区民が海外留学に関する情報や相談等を安心して受けられる体制の支援
区民アンケート等からも海外留学に関する個別相談のニーズは高い状態となっており、このような不安等に対し、海外留学を検討している様々な方への第一歩として、港区が関与する形での情報提供や相談ができる場の提供を目指します。
【方向性③】子どもたちの海外留学を実現するための機会の創出
海外留学に関する意識啓発や情報提供などを通じて、留学希望者が具体的に海外留学を実現する段階になった際に、本人が考えている進路等に適切にアプローチができるよう体制整備が必要です。また、海外留学にあたっては、いわゆる留学エージェントなどとの関わりが必要となりますが、海外留学を希望する区民等が適切なサービスにつながるような取組が必要です。
海外留学支援の方向性イメージ図
3つの方向性をもとに事業を展開するとともに、留学経験者(ロールモデル)の参画や交流によるコミュニティの形成を目指します。
港区海外留学支援検討委員会検討報告書
■港区海外留学支援検討委員会検討報告書(PDF:908KB)
これまでの取組
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お問い合わせ
所属課室:教育委員会事務局教育推進部教育長室教育総務係
電話番号:03-3578-2111(内線:2722)
ファックス番号:03-3578-2759
外国語対応が必要な人、通訳オペレーター、区の職員の3人で会話ができます。