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腎臓は背中側の腰のあたりに左右1個ずつある、そら豆のような形をした、握りこぶし大の臓器です。
「肝腎要(かんじんかなめ)」という言葉のとおり、腎臓は体にとって大切な働きをしています。
腎臓には主に5つの役割があります。
慢性腎臓病(ChronicKidneyDisease:CKD)は一つの病気の名前ではなく、腎臓の働きが徐々に低下していくさまざまな腎臓病の総称です。
病院や健康診断などで行われる尿や血液、腹部超音波、CTなどの検査で腎臓に異常を認め、その異常が少なくとも3か月以上続けて認めれらることで診断されます。
CKDは初期の自覚症状がほとんどありません。適切な治療を行わずに放置していると、脳卒中や心筋梗塞のリスクが上昇するほか、腎機能が低下し、透析治療や腎移植が必要になってしまいます。
CKDは、脂質異常症や高血圧、糖尿病、高尿酸血症などの「生活習慣病」により発症・重症化することが多いとされています。
喫煙、食塩の過剰摂取、過度の飲酒、不適切な薬剤の使用なども、CKDの発症や重症化に関わっています。
腎臓は一度悪くなると元には戻りません。普段の生活習慣を見直すとともに、健康診断を定期的に受け、CKDを早期発見し、適切な治療を受けましょう。
令和3年8月26日に開催した港区健康講座「尿からわかる腎臓の健康度~微量アルブミン尿検査ってなに?~」の動画です。
専門医がわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
世界腎臓デーは、腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発する国際的な取り組みとして、毎年3月の第2木曜日に実施することが定められています。
区では世界腎臓デーに合わせて、東京慈恵会医科大学と連携し、医師や管理栄養士等による講演会、体験型の測定会、減塩料理指導など、腎臓について楽しく学べるイベントを開催します。
※3月10日は芝浦区民協働スペースにてパネル展示のみ行います。
どなたでも
※講演会のみ事前申し込みが必要です(定員各100名、申込順)
イベントの詳細や講演会の参加申し込みについて詳しくは、特設ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
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お問い合わせ
所属課室:みなと保健所健康推進課健康づくり係
電話番号:03-6400-0083
ファックス番号:03-3455-4460