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1限目は日本の社会保障の国際化対応の状況を中心に紹介した。世界の先進諸国におけるグローバル化対応の概要を示した後で、日本における社会保障のグローバル化対応の遅れを具体的に説明した。医療から年金、介護保険、生活保護等における外国人への社会保障の適用上の問題点を紹介した。具体的には、生活保護における国籍条項、年金の外国人への差別的な一次払い清算支給、権利保持がない点、送金に応じない点等を指摘した。特に、欧州における人の国際移動が自由な社会での国際連携を強調し、日本との違いを明らかにした。
他方、日本でも進められてきた社会保障の二国間協定やEPAによるインドネシアやフィリピンからの看護師や介護福祉士の受入について、現状と課題を論じた。二国間協定では、国際的な基本原則に外れている部分も指摘した。特に、外国滞在中の適用制度が、国際社会では雇用国の社会保障であるのに対して、日本は母国の社会保障の適用に固執している問題を強調した。さらに、入国管理法改正により外国人受け入れが拡大する今後の展開が見込まれ、社会保障のグローバル化対応はますます重要となるとの見方を共有した。
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