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更新日:2015年4月3日

麻布と落語(おかめ団子)

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麻布と落語(おかめ団子)

このパネルについて

作成年度:平成25年度

写真左上:平成25年(2013年)

写真右上:平成26年(2014年)

写真左下:昭和39年(1964年):六本木五丁目付近(写真左端が飯倉片町)、写真提供:東洋英和女学院

このパネルについての参考資料:「麻布区史」、「続あらすじで読む古典落語の名作」(樂書舘)

<あらすじ>

飯倉片町の「おかめ団子」は、一人娘のおかめが美人の上、愛橋があるとあって、たいそう繁盛していた。

ある風の強い日、そのおかめ団子が早めの店じまいをしていたところ、貧乏な身なりの男が一盆の団子を求めて店にやってきた。番頭は追い払おうとするが、客と知った店の主は招き入れ、その貧乏な身なりの大根屋、太助に団子を振る舞い、さらに太助が毎日母親のために買っていると聞き、礼として一包み包んだ。

家に帰った太助は、母親に団子を食べさせながら、固い布団のせいで体を痛がっている母にどうにか柔らかい布団を買いたいと思った。先だっておかめ団子で団子を食べながら見たたいそうな額の売り溜めを思い出し、母がいなくなってからでは親孝行はできないと、その夜おかめ団子に忍び込むべく寒風吹く中出かけた。

途中、犬に追われたりしながらも、おかめ団子の庭先に入り、「さてどうしようか」と思ったちょうどその時、雨戸がすっと開き、おかめが庭先へ出てきた。そして、縁側から踏み台を出し、木の枝に帯を掛け、首をくくろうとしたのを見て、太助は夢中で助けた。

無理に勧められた縁談をおかめは嫌がっていたのだった。その騒ぎに気づいた主は助けに入っていた太助に顛末を聞いていたが、ふとなぜ太助がここにいるのか不信に思い事情を聞いたところ、太助は母に布団を買いたいがために盗みに入ったと正直に話した。主はその親孝行ぶりと正直さに感心し、お金を渡して帰した。

その後、おかめは太助と一緒になりたいと言いだし、太助は団子屋の養子となり、おかめ、母親ともども幸せに暮らし、店は繁盛したという。

作成したパネルのPDF

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