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更新日:2023年5月21日

区立小学校の学年担任制について

内容

区立小学校の学年担任制について、1年間実施された所感として、先生が毎週変わることで、先生との距離感や信頼関係が醸成され難かったと感じております。子供たちも落ち着かず、学校公開の際に拝見させて頂きましたが授業中にその授業の教科書をロッカーに取りに行く子が多く先生も注意されないなど、若干学級崩壊しているのではと不安に感じてしまいました。そもそも学年担任生が何を目指しているのかも不明瞭です。来年度も継続されるとのことですが港区としては何を目指しているのか、区のお考えはいかがなのでしょうか。子供達にアンケートを取って学年担任制の賛否を問いかけたと伺いましたが、これについても違和感があります。子供が良くないと言ったら辞めるなど子供に決めさせるのも違うと思いますし、やはり学校と区が何を目指しているのかわかりません。

区の対応・考え方

この度はお子様の学校生活について御心配をおかけして申し訳ございません。
区立小学校は、複数の教員で児童一人ひとりを見取り、児童理解を深めたり、児童が相談しやすい教員に相談できたりするなど、学年教員がチームとして児童を支援することを目的として、高学年での学年担任制を今年度から導入しています。
教育委員会が学校を訪問した際、当該学年の各学級の様子を参観いたしました。教育委員会も学校も、当該学年のどの学級も改善の必要はあるものの、児童と教員との一定の信頼関係や授業規律が認められ、学級崩壊の状態ではないという認識です。
アンケートにつきましては、高学年児童だけではなく、高学年児童保護者にも行っております。保護者アンケートでは、「いろいろな先生とお話ができて良かった。」、「先生によって授業のやり方が違って面白い。」などの肯定的な御意見が多くある一方で、「4年生までのように学級担任とたくさん話すことができない。」、「学級の絆を感じづらく寂しい。」といった否定的な御意見もありました。
学校は、これらのアンケート結果を踏まえ、現体制についての検討委員会を実施したうえで、来年度も引き続き学年担任制を継続していくことを決定したとのことです。
今後、学校は保護者アンケートでの様々な御意見についても真摯に受け止め、各学級に入る学年担任交代の時期の見直しや、学年担任と児童の面談の実施など、児童が学年担任とのつながりをさらに深めることのできる取組を進めるなど、改善を図っていくとのことでした。
教育委員会では、引き続き学校と連携するとともに情報を共有して、子どもたちにとって魅力ある授業、楽しい学校へとつながるような取組を進めてまいります。

担当課

教育委員会事務局学校教育部教育人事企画課教職員人事係

ご意見をいただいた時期

令和5年3月

関連分野

子ども・家庭・教育-学校・幼稚園・教育-小・中学校

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