• 情報を探す検索

    検索

    ページIDから探す

    よく検索されるキーワード

     

    暮らしのガイド

    •  

    対象者別に探す

    •  

    閉じる

トップページ > 健康・福祉 > 健康・医療 > 感染症 > その他感染症 > 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

印刷

更新日:2025年8月8日

ページID:168866

ここから本文です。

目次

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :SFTS)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。これまでは、西日本を中心に報告されていましたが、2025年8月、北海道で初めてSFTSの症例が確認されました。今後は西日本に限らず他の地域においても患者が報告される可能性があります。

原因と感染経路

病原体は、SFTSウイルスです。

ウイルスを保有しているフタトゲチマダニ等のマダニに直接咬まれること、もしくは、マダニに咬まれて感染した動物(野生、屋外で飼育されている動物)の体液などにより感染します。感染者の血液、体液との接触感染も報告されています。マダニは、野外に生息する大型のダニで、屋内に生息するダニ(コナダニ類・チリダニ類など)はこの疾患とは関係ありません。

症状

潜伏期間は6日から2週間程度です。主な症状は発熱と消化器症状(嘔吐、下痢など)が中心で、倦怠感、リンパ節の腫れ、出血症状なども見られます。致死率は27%とする報告があります。

治療

基本的に対症療法がおこなわれますが、2024年6月に抗ウイルス薬(ファビピラビル)が承認されており、病状の進行が予期される場合には使用が検討されます。

感染予防のポイント

マダニに咬まれないように気をつけることが重要です。これはSFTSだけでなく、国内で毎年多く報告例がある、ツツガムシ病や日本紅斑熱など、ダニが媒介する他の疾患の予防のためにも有効です。特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中の入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくすることが大事です。

野生動物や衰弱している動物に触らないようにしましょう。動物に口移しで餌を与えるなどの過剰な接触は避け、動物を触った後は必ず手洗い等をしましょう。

感染症法では四類感染症(全数把握対象)に定められています。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内での発生状況について(令和7年8月7日厚生労働省事務連絡)(PDF:142KB)

厚生労働省「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について」(外部サイトへリンク)

国立健康危機管理研究機構「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」(外部サイトへリンク)

東京都感染症情報センター「重症熱性血小板症候群(SFTS)(外部サイトへリンク)

 

よくある質問

最近チェックしたページ

 

お問い合わせ

所属課室:みなと保健所保健予防課保健予防係

電話番号:03-6400-0081

ファックス番号:03-3455-4460