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更新日:2024年6月7日

疥癬(かいせん)に注意しましょう

疥癬は、病院や施設など長時間にわたり集団生活する場で集団発生を起こすことがあり、注意が必要です。

どのような病気ですか

疥癬の病原体となるのは、ヒダンダニというダニです。

疥癬には「通常疥癬」と「角化型疥癬(疥癬の重症型)」の2つのタイプがあります。

どのように感染しますか

直接経路(皮膚と皮膚が接触することによる感染)

 ほとんどの場合、直接肌と肌が長時間触れることにより感染します。

間接経路(寝具の共有などによる感染)

 人肌の温度が残っている布団やシーツ、ベッドを共有することにより感染します。

角化型疥癬の患者からの感染

 ヒダンダニの数が桁違いに多いため感染力が強く、短時間の接触や寝具・衣類を介して容易に感染します。また、落屑(はがれ落ちた皮膚のかけら)にも無数のヒダンダニが含まれていて、それが付着することでも感染します。

どのような症状がありますか

最初は無症状ですが、感染から約1~2か月程すると強いかゆみや赤い湿疹、線状で先端がわずかに隆起あるいは小さな水疱(水ぶくれ)がある皮疹(疥癬トンネル)などの皮膚症状が現れます。

感染したらどうすればいいですか

皮膚科を受診し、処方された薬を飲んだり塗り薬を使用します。

医師の指示に従い、決められた期間正しく飲めば治る病気です。

感染拡大防止策

日頃から気を付けること

日頃より皮膚の観察を行い、早期発見につなげることが大切です。

特に高齢者施設における新規サービス利用者には、疥癬を考慮して皮膚の状態を観察し、皮疹のある場合は皮膚科を受診しましょう。

また、疥癬が発生したときに受診できる医療機関があるか確認しておきましょう。

標準予防策の実施

①確実な手洗い(1ケア1手洗い)

②感染症の可能性のあるものを直接手で触らない

といった標準予防策(スタンダードプレコーション)を、疥癬の発生に関わらず日頃から行いましょう。

参考資料

高齢者介護施設における感染症対策マニュアル改訂版(厚生労働省作成)(外部サイトへリンク)

疥癬対応マニュアル(東京都多摩立川保健所作成)(外部サイトへリンク)

よくある質問

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