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更新日:2025年11月6日
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地域づくりと医療・健康(その2)―佐久地域の取り組み―
7月19日(土)4時限 由井 和也
講義のタイトルは「地域住民とともにすすめる健康な地域づくり ~佐久総合病院の実践から~」とさせていただきました。内容は、1. 佐久病院における農村医療の歴史 ~「農民とともに」のヘルスプロモーションと若月俊一の思想~、2. 住民主体の健康な地域づくり活動 ~佐久地域保健福祉大学・衛生指導員・保健補導員の活躍 ソーシャルキャピタルで考える長野県の長寿・低医療費~、3. これからの健康な地域づくりの課題 ~分断の時代、孤立・孤独が高まる中で“つながり”を築く 今こそ“協同の心”を胸に~、4. 都市と農村の連帯は可能か ~過密する都市、過疎化する農村 持続可能でよりよい地域のあり方は~、の4つから構成されています。
私の講義は、港区の状況とはまったく異なる農村部の話でしたので、どのように参加者の皆様に役立つかは不明な点もありますが、現代資本主義の限界や課題が見えてきたなかで、過疎化し疲弊する農村と後期高齢者の数が急速に増大する大都市との連帯が今後は不可欠ではないかと私は考えています。微力ながら、このような場で、そういったことの必要性が広まっていけばと思いました。
講義をさせていただいての感想としましては、様々なキャリアをもつ非常に能力の高いシニアの方々が数多く参加され、その能力と学びを活かして地元の地域に貢献していこうとされている姿に大変感銘を受けました。みなさま、熱心に聴講いただき、ご意見ご質問もいただきありがたく感じました。健康寿命が延伸し、「定年」を迎えられた後にも社会貢献できる期間が長くなる現代、人財豊富な都市部ならではの大きな活動のひろがりを想像しました。キャリアや能力の問題ではなく、逆にそういったことに自信が持てない方で、このような場に出てこられない方々が多くおられると思いますが、そういう方にこそ「人と人のつながり」が必要であり、そのような方にも多様な形で門戸が開かれる「チャレンジコミュニティ大学」であるとさらに素晴らしいと思いました。
貴重な機会をいただきありがとうございました。
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