更新日:2024年8月8日
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学校ビオトープづくり支援
区内学校、幼稚園、保育園でのビオトープづくりのため、専門家を派遣します
環境課では、「生物多様性地域戦略」に基づき、生徒が身近な場所で生きものを観察し、触れあうことにより生物多様性の大切さを効果的に学ぶことができるよう、学校ビオトープづくりを支援する事業を行っています。
支援内容
対象施設からのお申し込みにより、環境課から専門家を派遣し、ビオトープの整備方法や適切な管理方法、環境教育への活用方法をアドバイスすることで、ビオトープづくりを支援します。対象施設はビオトープを管理している学校、幼稚園、保育園等です。
- ビオトープ管理者への指導・助言 現在のビオトープの状況、施設側からの要望を踏まえたビオトープの整備・管理方法の指導・助言
- 園児、児童向け観察会 ビオトープ内の生きもの調査、園児・児童・生徒向けのビオトープを活用した観察会
- 指導者向け勉強会 保育士、教諭等の指導者を対象とした、ビオトープを活用した環境教育方法についての勉強会
学校ビオトープ支援の様子
令和5年度実績
ビオトープ管理者への指導助言4施設4回、児童・園児向け観察会2施設3回、指導者向け勉強会2施設2回を実施しました。
ビオトープ支援の例
実施した児童向け観察会の一例を紹介します。こちらの学校では、3年生の児童向け観察会として学校ビオトープにすむヤゴの観察会として、ヤゴの採取と、採取したヤゴの観察実験を行いました。
専門家から網の使い方や注意事項の講義を受けた後、ヤゴを採取します。
ヤゴの絵を見ながら種類を同定し分類します。迷った時は専門家が見分け方などのポイントを声掛けし、話し合いながら分類していきます。
4種類のヤゴが採取できました(上から、シオカラトンボ、ギンヤンマ、イトトンボ、ショウジョウトンボ)
学校の先生に協力を頂いて池の中の環境を再現した水槽を用意します。「この中にヤゴを入れたらどんな行動をするか、予想してみてね」と問いかけると、「石の下にかくれると思う」「種類によって違うかな?」など、真剣に考えてくれました。
いよいよ、水の中にヤゴを放してみます。みんな、ヤゴの行先を固唾を飲んで見つめています。「予想通り、木の裏にかくれたよ!」「つかまるところがあると安心するのかな?」何度も水槽をのぞき込みながら、活発な意見が飛び交っていました。その後のレクチャーでは、トンボの種類によって違う産卵の動画を見たり、専門家の解説を聞いてトンボ類の暮らしについて学びました。参加してくれた3年生の皆さんからは、とても楽しかった、ヤゴはかわいい、怖いと思っていたけどさわれるようになった、などの感想を聞くことができ、楽しい観察会になりました。
ビオトープ支援のお申込について
区内の学校、幼稚園、保育園等でビオトープを管理している施設が対象です。公立・私立とも、お申込いただけます。令和6年度の支援については締め切りました。令和7年度の支援については、環境課緑化推進担当までお問い合わせください。
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お問い合わせ
所属課室:環境リサイクル支援部環境課緑化推進担当
電話番号:03-3578-2330(内線:2330)
ファックス番号:03-3578-2489
外国語対応が必要な人、通訳オペレーター、区の職員の3人で会話ができます。