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今回の「みなとく散歩」は、自転車シェアリングを利用して坂の名前を紹介しながら、三田地区を散歩します。梅雨の晴れ間、歴史を感じる坂道を自転車で上り下りしながら、心地よい風を感じましょう。
ちぃばす田町ルート「赤羽橋駅前」停留所近くの三田国際ビルのサイクルポートで自転車を借ります。桜田通りから「綱(つな)の手引(てび)き坂」を走行します。平安時代の武将である渡辺綱(わなべのつな)にまつわる名称です。頂上まで上ると、坂は「日向坂(ひゅうがざか)」に名前を変えます。江戸時代前期、坂の南側に徳山藩毛利日向守(ひゅうがのかみ)の屋敷がありました。現在はオーストラリア大使館等が立っています。
坂を下り切ると、麻布通りに突き当たります。ニの橋交差点から魚籃坂(ぎょらんざか)下交差点を経て、伊皿子(いさらご)交差点から「三田台公園」と「亀塚公園」に向かいましょう。三田台公園は、伊皿子貝塚遺跡の発掘調査で発見された住居跡と、貝層の断面が復元・展示されている区内唯一の遺跡がある公園です。復元された竪穴式住居の中には、古墳時代の家族の暮らしの様子が模型展示されています。三田台公園の近くには、江戸時代に建てられた石碑、亀山碑が残る「亀塚公園」があります。園内には亀にちなんだ遊具等があります。
亀塚公園から「聖坂(ひじりざか)」を下り、桜田通りを走ってサイクルポートに戻ります。聖坂は、古代中世の通行路で、商人を兼ねた高野山の僧(高野聖)が開いたといわれています。道沿いには、クウェート大使館や学校等が並んでいます。
高台が多い三田地区には他にもたくさんの坂があります。坂の由来を尋ねながらの街巡りも楽しいでしょう。電動アシスト付き自転車であれば、坂道も楽に上ることができます。お出掛けの際は交通マナーを守って、安全運転でお願いします。
綱の手引坂
三田台公園の復元された竪穴式住居
聖坂
次は、ちぃばすを使って、南麻布・西麻布地区を巡ります。
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