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更新日:2025年7月17日

ページID:168390

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日本美術史を愉しむために

5月7日(水)2時限・5月17日(土) 午後 山下 裕二

 「日本美術史を愉しむために」と題して、5月7日に明治学院大学で講義、17日に港区芝公園の増上寺の宝物展示室で見学会を実施した。

 21世紀に入ってから、世間一般の日本美術に対する関心は確実に高まってきており、近年では美術館、博物館における大型企画展などは、コロナが明けたこともあって、多くの観客を集めている。受講者にも日本美術に深い関心をもっている方が多いだろうことが予想された。

 講義では、現在首都圏で開催中の展覧会リストを配布し、東京国立博物館、サントリー美術館、山種美術館などの展覧会について解説し、私が監修して6月21日から大阪中之島美術館で開催される「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」についてはとくに詳しく紹介した。

 また、見学会を予定している増上寺については、宝物展示室に展示されている幕末の画家・狩野一信筆「五百羅漢図」に関する講義を行った。かつて私が2007年に監修して作成したこの作品に関する映像を見せて、その美術史的な意義について詳しく説明した。

 美術館ホームページなどを投影しながら話を進めたが、受講者にインターネットの利用状況を尋ねたところ、高齢者であるにも関わらず、多くの方がネットを活用して展覧会へ出かけていることを確認し、日本美術への関心の高さを再認識した。

 増上寺の見学会では、僧侶の横川氏から歴史、沿革、宝物館の展示の概要について手短にレクチャーしていただき、「五百羅漢図」については私が詳しく解説し、受講者から個別の質問を受けた。あいにくの大雨で、当初予定して徳川将軍家墓所の見学は中止せざるを得なかったが、歴史、美術に関心が深い受講者も多数いて、多くの方に見学会を楽しんでいただくことができたと思う。

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