赤坂・青山子ども共育（ともいく）事業文化講座「赤坂芸者衆と親子で咸臨太鼓（かんりんだいこ）教室」を実施しました。

赤坂・青山子ども共育事業文化講座、「赤坂芸者衆と親子で咸臨太鼓教室」を、令和6年2月10日（土曜日）に赤坂小学校の体育館にて実施しました。

当日は、計14名の子ども達と14名の保護者の方々にご参加いただき、講師は、福原百之助さん、赤坂芸者衆の皆さんにご担当いただき、講座を実施いたしました。

※咸臨太鼓は、かつて赤坂の地に住んでいた勝海舟が、軍艦「咸臨丸」で出航する際に打ち鳴らしたとされる太鼓の演奏です。

 

講座の最初には、赤坂芸者衆の皆さんに咸臨太鼓の生演奏を披露いただきました。赤坂芸者衆の皆さんが奏でる、咸臨太鼓の力強い音色に、参加者の皆さん、大人も子どもたちも聴き入っている様子でした。

生演奏を聴いた後は、早速咸臨太鼓の練習へと移りました。福原先生を中心に参加者は半円状に並び、赤坂芸者衆の皆さんには低学年の子を中心にサポートいただきました。全員が福原先生の指導を受けながら、バチの使い方、太鼓の打つべき場所、複雑なリズムの叩き方を学んでいき、親子やお友達同士で会話をしながら太鼓を練習する方や、保護者からアドバイスを受ける子ども、赤坂芸者衆の皆さんにアドバイス求める子どもなど、各々が上手に太鼓を叩けるよう、努力している様子を見ることができました。

 

咸臨太鼓の曲を一通り学んだあとは、全員で通しの曲演奏に挑戦しました。複雑なリズムの節には苦戦しているようでしたが、1回
限りの本番に集中し、福原先生の姿を一生懸命見ながら、チャレンジする子どもたちの姿は、とても印象的でした。

 

講座終了後には、太鼓を習いたいという子どももおり、赤坂小学校から近い教室を案内するなどいたしました。
また、今回の講座は子どもだけでなく、保護者の方も一緒に太鼓を体験可能としたことで、お子様と一緒に赤坂の伝統文化に触れる機会となりました。

 

赤坂青山子ども共育（ともいく）事業とは

地域の人材等を活用した子ども向けの「“驚き・感動・気づき”から“自ら考え、行動する。”」機会となる講座などを企画、実施し、子どもたちを地域ぐるみで見守り、育てる環境を整備する事業です。