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更新日:2024年3月1日

令和5年度港南中学校防災教育「港南地域防災まち歩き」を実施しました。

港南中学校では、芝浦港南地区総合支所・港南防災ネットワークなどと連携し、防災教育を実施しています。
(「港南中学校防災教育」今年度の活動は以下のとおり)

令和6年1月13日(土曜)に港南中学校1年生を対象に「港南地域防災まち歩き」事前学習を実施しました。
港南地域防災まち歩きでは、地域の防災施設を巡り、防災施設に関する知識等を学ぶとともに、防災的視点から港南地域を歩くことで、地域の実情について把握することを目的とします。

【第1部】港南防災ネットワークによる「港南地域防災まち歩き」についての事前説明(令和6年1月13日(土曜))

港南地域防災まち歩きは、港南防災ネットワークが平成27・28年度に実施していた防災まち歩きを、中学校用にモデルチェンジし、平成29年度から港南中学校に取り入れたものです。
そこで、第一部では、港南防災ネットワーク事務局員が

  • 防災まち歩きとは
  • 港南中学校防災教育「港南地域防災まち歩き」で学んでほしいこと
  • 防災まち歩きのルールと見学施設

の3つの点についてプレゼンをしました。

 港南防災ネットワークから説明

【第2部】港南地域防災まち歩き実施に係る事前学習(令和6年1月13日(土曜))

第2部では、港南防災ネットワーク事務局員からのプレゼンを参考に、まち歩き当日のルート決めや、事前に作成された問題に解答する形で見学施設についての事前学習を行いました。
中学生は、聞き慣れない防災用語等を元に、クラスメイトと協力をしながら防災施設を調べることで、新たな事実を発見するとともに様々な疑問が生まれ、興味を持つことができたようです。各施設で聞きたい質問を出し合い、当日を楽しみにしている様子でした。

 事前学習の様子

「港南地域防災まち歩き」当日(令和6年2月17日(土曜))

「港南地域防災まち歩き」では、事前学習で学んだ知識をもって班ごとに防災施設をめぐり、街頭消火器や津波避難ビルマークなどの道中にある様々な設備やサインを発見しながら地域を歩きました。「港南防災ネットワーク」「高輪消防署港南出張所」「高輪消防団第4分団」「高潮対策センター」の皆様、ご協力いただきありがとうございました。

港南地域防災まち歩きの様子

港南地域防災まち歩きでは、以下の施設をめぐりました。

高輪消防署港南出張所

港南出張所では、災害時に出動するポンプ車について、車内に装備している機械や備品について実物を見ながら学びました。
 

 

 

 

ポンプ車の説明

    

見るだけではなく、実際に資器材を手に持つなど、貴重な経験ができました。こんなに大きなものまで積んでることがわかり、生徒たちからは驚きの声があがっていました。

 

 

 

消防車の中身

 

災害時に活躍する資器材。これらの資器材は、災害時に地域住民に貸し出しを行っています。小さな力でも岩を砕くことができたり、木材をカットしたり、物を持ち上げたり、取り扱いが簡単なものが多く、非常に役に立つ資器材が揃っていました。

 

 

 

 

資器材の取り扱い

貸与可能な資器材1  貸与可能な資器材2

高輪消防団第4分団資器材倉庫

 

消防団資器材倉庫

高輪消防団第4分団の資器材倉庫では、消防団員が災害時に利用する資器材について見学し、救命救急演習や、重いがれき等の人力では動かすことが難しい落下物を動かすことができる資器材演習を見せてくださいました。
また、消防団員はどのような人たちで構成されているかについても学びました。

港南緑水公園

港南緑水公園は、区民参画を得て計画された公園で、「マンホールトイレ」や「かまどベンチ」「パーゴラテント」「海岸保全施設」など様々な防災設備があり、その役割を学びました。
「マンホールトイレ」は汲み取りの必要がなく、衛生面の不安が少ない下水道直下型トイレです。実際に水を流し、トイレットペーパーがどのように流れるか等、仕組みについて詳しく学びました。

マンホールトイレ

「かまどベンチ」は、普段はゆっくりと休めるベンチですが、災害時には座面部分を外すと、煮炊きのためのかまどに変身します。

かまどベンチ

何の変哲もないベンチとその枠組みが、災害時は「パーゴラテント」という防災機能を持った設備に変化します。
非常用のプライベート空間や救援物資の仕分け場、救護室など様々な用途に活用できます。

パーゴラテント

「海岸保全施設」として、津波や高潮からまちを守る「外郭防潮堤」と「内部護岸」を見学しました。東京はこのような防潮堤が臨海部を囲んでいますが、全長はなんと32kmもあるそうです。

海岸保全施設

高浜水門

高浜水門では、水害から守る排水機場等の海岸保全施設の働きや連動について、港南防災ネットワークの方から説明を受け、地域がどのように守られているかを学びました。
芝浦港南地域は、ここ高浜水門のほかに、古川水門、日の出水門、天王洲水門、目黒川水門の5つの水門で外洋からの海水を防ぎ、芝浦排水機場で運河内の水位を調整することで水害から守る仕組みになっています。

水門

まとめ

まち歩きを終え、中学生からは「自分の住むまちに様々な防災設備があることを知れてよかった」「資器材の使い方を学ぶことができたので、もし災害が起きた際には率先して動ける人になりたい」等の感想がありました。

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