更新日:2026年3月19日
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目次
RSウイルス感染症定期予防接種(母子免疫ワクチン)
※令和8年4月1日から実施予定の予防接種です。
RSウイルス感染症母子免疫ワクチンとは、生まれてくる子どものRSウイルス感染症の予防を目的とした妊婦さんを対象としたワクチンです。
RSウイルス感染症母子免疫ワクチンは、妊婦に接種することでRSウイルスに対する抗体が母体で作られ、それが胎盤を介して胎児に移行し、新生児や乳児におけるRSウイルスを原因とする感染症を防ぎます。
RSウイルス感染症(母子免疫ワクチン)定期接種について
令和8年4月1日より、妊婦を対象としたRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)接種が予防接種法に基づく定期予防接種に位置づけられます。
港区に妊娠届を提出された方には、予防接種予診票をみなと保健所から順次送付します。
予防接種予診票がお手元にない妊婦の方は、接種前に予防接種予診票の発行申請をしてください。
RSウイルス感染症とは
RSウイルスの感染による急性の呼吸器感染症で、乳幼児に多い感染症です。
RSウイルスは特に小児や高齢者に呼吸器症状を引き起こすウイルスで、1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が、少なくとも1度は感染するとされています。感染すると、2~8日の潜伏期間ののち、発熱、鼻汁、咳などの症状が数日続き、一部では気管支炎や肺炎などの下気道症状が出現します。初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴(ゼーゼーと呼吸しにくくなること)や呼吸困難、さらに細気管支炎の症状が出るなど重症化することがあります。2010年代には、生後24か月未満の乳幼児における年間のRSウイルス感染症発生数は12万人~18万人であり、3万人~5万人が入院を要したとされています。また、入院例の7%が何らかの人工換気を必要としたとする報告もあります。
RSウイルスの流行には季節性があり、新型コロナウイルスの流行以前は秋冬に流行が見られましたが、近年は夏に流行がみられています。接触・飛沫感染により伝播するため、手洗いや手指衛生といった基本的な感染対策が有効です。治療は症状に応じた治療(対症療法)が中心で、重症化した場合には酸素投与、点滴、呼吸管理などを行います。
厚生労働省ホームページ 「RSウイルス感染症」(外部サイト)
(外部サイトへリンク)
対象者・接種期間
接種時点で、妊娠28週0日から36週6日までの港区民の妊婦の方
※過去の妊娠時に組換えRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)を接種したことのある方も対象です。
※接種後14日以内に出生した乳児における有効性は確立していないことから、妊娠38週6日までに出産を予定している場合は医師に相談してください。
※令和7年8月以降、港区に妊娠届を提出された方で令和8年4月1日以降、ワクチン接種該当と思われる方には順次、予診票を送付しています。届出時の出産予定日から算出して送付していますので、妊娠を継続する中で出産予定日が変更になる等、その後の状況が変わった場合は、最新の状況に合わせて対応してください。
※お手元に予防接種予診票がない場合は電子による交付申請ができます。東京都港区-RSウイルス感染症予診票等交付申請(外部サイトへリンク)
接種場所
- 「港区RSウイルス予防接種実施医療機関名簿」に記載された医療機関で予防接種を受けてください。
- 予約が必要な場合がありますので、事前に医療機関へご確認ください。
※予防接種予診票を持って実施医療機関で接種してください。
区で発行した予診票を使用せずに接種を受けた場合、全額自己負担になることがあります。
※接種日時点で転出されている場合、転出前に発行した予診票では接種できません。
23区内の実施医療機関で接種を希望される場合
23区内の実施医療機関でも接種を受けることができます。希望される場合は、他区の保健所か医療機関へ直接お問い合わせください。
※事前に医療機関にワクチンの在庫状況等をご確認ください。
上記に該当しない医療機関で接種を希望される場合
東京23区内の実施医療機関以外でRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)定期接種(公費での接種)を希望される方は、みなと保健所へ事前のお申込みが必要です。
お申込み方法は以下のページをご確認ください。
接種方法・回数
妊娠毎に1回0.5mLを筋肉内に接種します。
接種費用
無料
持ちもの
RSウイルスワクチン接種予診票
母子健康手帳(親子手帳)
本人確認書類(マイナンバーカード等)
RSウイルスワクチン接種予診票同意書(PDF:374KB)(13 歳以上 16 歳未満の対象者が保護者の同伴なしで接種を受ける場合に必要です)
※保護者の同意について
満16歳未満の予防接種の実施にあたっては、原則、保護者の同伴が必要です。予診票の署名欄も保護者の方が署名してください。ただし、13歳以上16歳未満までの方については、保護者の同意があれば保護者の同伴がなくても予防接種をすることができます。その場合は同意書が必要です。
13歳以上16歳未満までの方の保護者が接種当日に同伴する場合、同意書は必要ありません。
同意にあたっては、「RSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)接種のお知らせ」を読み、予防接種の効果や副反応等を十分理解した上で、接種することを決めてください。
予診票の発行について
予防接種予診票がお手元にない場合、下記のいずれかの方法により、みなと保健所保健予防課保健予防係にご申請ください。
手続き方法(電子申請)
次のリンクから、電子による交付申請ができます。
東京都港区-RSウイルス感染症予診票等交付申請(外部サイトへリンク)
下記問い合わせ先の「予防接種予診票コールセンター」へ直接お電話でご申請いただくことも可能です。
【申請先・問い合わせ】
〒108-8315
東京都港区三田一丁目4番10号
港区みなと保健所
予防接種予診票コールセンター
電話 03-6400-0094
母子免疫ワクチンとは
生まれたばかりの乳児は免疫の機能が未熟であり、自力で十分な量の抗体をつくることができないとされています。母子免疫ワクチンとは、妊婦が接種すると、母体内で作られた抗体が胎盤を通じて胎児に移行し、生まれた乳児が出生時から病原体に対する予防効果を得ることができるワクチンです。
RSウイルス感染症に対する母子免疫ワクチンとして組換えRSウイルスワクチン(ファイザー社のアブリスボ®)があります。なお、組換えRSウイルスワクチンのうち、アレックスビー®(GSK社)は母子免疫ワクチンとして用いることはできません。
ワクチンの効果
| 生後90日時点 | 生後180日時点 | ||
| 母子免疫ワクチンの効果 | RSウイルス感染による医療受診を必要とした下気道感染症の予防 | 6割程度の予防効果 | 5割程度の予防効果 |
| RSウイルス感染による医療受診を必要とした重症下気道感染症(※)の予防 | 8割程度の予防効果 | 7割程度の 予防効果 |
|
※ 医療機関への受診を要するRSウイルス関連気道感染症を有するRSウイルス検査陽性の乳児で、多呼吸・SpO2 93%未満・高流量鼻カニュラまたは人工呼吸器の装着・4 時間を超えるICU への収容・無反応・意識不明のいずれかに該当と定義しています。
ワクチンの安全性と副反応
ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、ショック・アナフィラキシーがみられることがあります。
また、ワクチン接種による妊娠高血圧症候群の発症リスクに関して、薬事承認において用いられた臨床試験では、妊娠高血圧の発症リスクは増加しませんでした。海外における一部の報告では、妊娠高血圧症候群の発症リスクが増加したという報告もあるものの、交絡因子等の影響の可能性があることから解釈に注意が必要であるとされています。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
| 発現割合 | 主な副反応 |
| 10%以上 | 疼痛*(40.6%)、頭痛(31.0%)、筋肉痛(26.5%) |
| 10%未満 | 紅斑*、腫脹* |
| 頻度不明 | 発疹、蕁麻疹 |
*ワクチンを接種した部位の症状 添付文書より厚労省にて作成
他のワクチンとの同時接種・接種間隔
医師が特に必要と認めた場合は、他のワクチンと同時接種が可能です。
ただし、海外の知見で、百日咳菌の防御抗原を含むワクチンとの同時接種で、百日咳菌の防御抗原に対する免疫応答が低下するとの報告があり、接種間隔等については医師と相談してください。
予防接種健康被害救済制度
予防接種は感染症を防ぐために重要なものですが、極めてまれに健康被害の発生がみられます。定期の予防接種による副反応により、生活に支障がでるような健康被害が生じたと認定された場合には、予防接種法に基づく補償給付を受けることができます。補償は接種を受けたご本人及び出生した児が対象となります。
予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)
予防接種を受ける際の注意
接種を受ける前の注意
- 予防接種を受ける前に、気にかかることやわからないことがあれば必ず医師に質問して十分納得のうえ接種を受けてください。
- 「RSウイルスワクチン接種予診票」に必要事項を記入し、医療機関に必ずお持ちになって接種を受けてください。
- 区で発行した予診票を使用せずに接種を受けた場合、全額自己負担になることがあります。
- 転出した場合、転出前の予診票を使用することはできません。
予防接種を受けることが適当でない人
- 明らかに発熱を呈している人
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
- 過去に予防接種を受けて、アナフィラキシーショックを呈したことが明らかな人
- その他、医師が予防接種を受けない方がいいと判断した人
予防接種を受けるときに、医師に相談する必要のある人
- 心臓、腎臓、肝臓、血液その他慢性の病気で治療を受けている人
- 過去に予防接種を受けて、2日以内に発熱、じんましんなどのアレルギーと思われる症状がみられた人
- 今までにけいれんを起こしたことがある人
- 今までに免疫不全の診断がなされている人及び近親者に先天性免疫不全の人がいる人
- RSウイルスワクチンの成分に対してアレルギーを呈するおそれのある人
- 妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いと医師が判断した人
接種によって妊娠高血圧症候群の発症リスクが上がるという報告もあるため、妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いと医師に判断された方や、今までに妊娠高血圧症候群と診断された方は事前に医師に相談してください。
筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は事前に医師に相談してください。
予防接種を受けた後の注意
- 予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがあります。その間、医師とすぐに連絡が取れるようにしてください。
- 予防接種の副反応の多くは、24時間以内に出現しますので、この間は体調に十分に注意してください。副反応と思われる症状が起こった場合は、医師による診察を受けてください。
- 入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすらないでください。
- 接種当日はいつも通りの生活で構いませんが、激しい運動や深酒は避けましょう。
本事業を広くご周知いただける方へ
以下の啓発物をご利用ください。
母子免疫ワクチン定期接種のお知らせ(厚生労働省)(PDF:3,229KB)
関連リンク
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お問い合わせ
所属課室:みなと保健所保健予防課保健予防係
電話番号:03-6400-0094
ファックス番号:03-3455-4460
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