更新日：2023年11月21日

高松中学校の高松の森常時一般公開について

内容

高輪の森を常日頃から、周辺住民が一般利用できるよう、運営を変えて頂きたく、ご連絡致しました。
現在、私は妻、2歳半の息子一人（もうすぐもう一人増えます）の3人家族ですが、近くに子供たちを自然に親しませて遊ばせる場所はありません。足を延ばせば白金台の植物園や、近くにも小さい公園はありますが、身近にこれだけの森があるのに、一般の人の憩いの場として使用できないのはかなり、もったいないと考えています。子供だけでなく、シニアの方も、一般の大人の方も、バスや自転車に乗らずとも、徒歩圏内の身近に憩いの場所として使える森があれば、地域の魅力向上に大きく貢献すると考えています。一方、こちらの森は高松中学校の土地であり、学生達が自然から多くの事を学ぶために使用する事を重視している事も理解できます。
しかし、常時一般公開をしたとしても、その森を引続き高松中学校の学生達がフィールドワークの目的として使用する事は十分に可能です。また、あれだけ立派な森ですが、中学生という年代がそこまで自然や森に対する需要が高い世代でない事も考慮すると、中学生のみが使用できるようにしておくというのは、区の資産を活かしきれていないと感じています。課題としては、高松の森を公開すると、現状の構造だと中学校のセキュリティが担保できないという点はあるかと思います。これに対しては、1．散策路とグラウンド等の間に柵等を設けるという方法、2．公開をまずは土日に限定して開始する、等の方策はあるかと思います。他にも課題等はあるかと思いますが、少なくとも、あれだけ立派で皇室から来ているという歴史も持った森の散策路を一般で使用する事が出来るようになれば、地域の魅力が大きく向上することは間違いありません。決して解決できない課題ではないと思いますので、是非ご検討頂けますと幸いです。宜しくお願い申し上げます。

区の対応・考え方

教育委員会では、児童や幼児の身近で安全な遊び場として区立小学校の校庭及び体育館を開放しております。開放に当たっては、授業や学校行事などの学校教育に影響がないことのほか、児童や利用者の安全や学校のセキュリティに影響がないよう、利用できる日時や場所を限定した上で、開放指導員を配置し実施しております。
高松中学校敷地内の散策路等につきましては、高松中学校の生徒のために、総合的な学習の時間や理科の授業で活用するほか部活動で活用していますが、生徒の安全確保の観点や、学校のセキュリティ確保の観点から一般に開放することは困難と考えております。また、学校敷地内を散策路とそのほかにフェンス等で仕切ることにつきましては、学校教育活動に制限が生じてしまう課題があるものと考えております。
教育委員会では、引き続き、いただいたご意見の趣旨も踏まえながら、児童や幼児が安全・安心に遊ぶことのできる場の確保に努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
なお、区では、区立高輪森の公園や区立亀塚公園など、緑・自然に親しみ、子どもたちがのびのびと遊べる公園や児童遊園も整備しておりますので、是非ご利用いただきますよう、よろしくお願いいたします。

担当課

学校教育部学務課学校運営支援係

ご意見をいただいた時期

令和5年9月

関連分野

子ども・家庭・教育-学校・幼稚園・教育-小・中学校