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更新日:2019年12月14日

港区と全国をつなぐコーナー 第25回 奈良県吉野郡東吉野村(よしのぐんひがしよしのむら)

「最期のニホンオオカミ」が捕獲された山里

奈良県東部に位置する東吉野村は、村の96パーセントを山林が占める山里です。林業が盛んで高級材の吉野杉・吉野桧(ひのき)を生産しています。東吉野村は港区と、平成23年に「間伐材をはじめとした国産材の活用推進に関する協定」を結び、平成30年には区立エコプラザで東吉野村産材を利用した家具等の展示を行いました。また、7月6日に開催した「全国連携マルシェin芝浦」に出展し、名産のユズやヨモギを使用した商品等を販売しました。

「清流と深い山々に囲まれた自然あふれる村です」と東吉野村役場地域振興課の久保弘樹さんは話します。村では四季折々の自然の恵みを満喫できます。春は樹齢約300年以上の「宝蔵寺のしだれ桜」や「天空の庭 高見の郷(さと)」に約1,000本のシダレザクラが咲き誇り、夏は鮎釣りや川遊び、秋は山々の紅葉、冬には登山者に人気の山、標高1,249メートルの高見山(たかみさん)で美しい霧氷を見ることができます。村内には滝が多く、七滝八壺(ななたきやつぼ)は環境省選定の「平成の名水百選」に選ばれています。
東吉野村は、絶滅したとされるニホンオオカミが「最期に捕獲された地」として知られています。明治38年(1905年)に捕獲され、その剥製は、現在、イギリスのロンドン自然史博物館に保存されています。村にはニホンオオカミの像が立ち、村公認のゆるキャラ「ひよしちゃん」もニホンオオカミをモチーフにしています。

高見山の霧氷

ニホンオオカミ像

「空気と水がきれいな山里には静かな時間がゆったりと流れています。今後も港区の皆さんとの交流を深め、東吉野村の国産材の利用促進につなげていきたいと思います」と久保さんは話してくださいました。

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