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港区と全国をつなぐコーナー 第29回 栃木県宇都宮（うつのみや）市
餃子の他にも魅力がいっぱい北関東最大の都市
栃木県中央に位置する宇都宮市は、北関東最大の都市で県の政治・経済・文化の中心地です。宇都宮市は10月、区が主催する特別区全国連携プロジェクト推進事業「全国交流物産展in新橋」に初めて参加し、名産の宇都宮餃子（ギョーザ）を販売し、市のPRに努めました。
「宇都宮といえば餃子だよね、という声が多く、大変好評でした」と宇都宮市広報広聴課都市ブランドグループの藤田知明（ともあき）さん。「餃子のまち」宇都宮の名は全国的に有名です。総務省家計調査の餃子消費額ではたびたび全国1位となり、民間調査の「ご当地グルメ認知度ランキング」においても宇都宮市は全国1位でした。市内には約90軒の餃子会加盟店舗があり、市民のソウルフードとして愛されています。毎年11月には「宇都宮餃子祭り」が開かれます。
宇都宮市民のソウルフード「餃子」
大谷石の地下採掘場跡「大谷資料館」
その他にも宇都宮は全国に誇れるものがさまざまあり、「自転車のまち」もその一つ。自転車レーンの総延長距離は全国トップクラスで、自転車が安全に走行できる環境にやさしいまちづくりを進めています。毎年10月に開催される「ジャパンカップサイクルロードレース」はアジア最高位の自転車ワンデイロードレースで、多くの自転車愛好者が訪れます。特産品では大谷（おおや）地域で産出される緑色凝灰岩（りょくしょくぎょうかいがん）である大谷石が有名で、新国立競技場の国賓エリアの装飾に使われる他、建築石材として広く使用されています。大谷観音や採石場跡等多くの文化財もあり、平成30年に、文化庁が認定する日本遺産に登録されました。
「餃子はもちろんですが、さまざまな魅力にあふれた、便利で住みやすいまちです。ぜひ港区民の方にも来ていただきたいと思います。宇都宮市でも港区の情報を発信する等、相互の交流を深めていきたいと思います」と藤田さんは話してくださいました。
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