高齢者福祉1-高齢者の実像-

4月20日（水曜）1時限：岡本多喜子

最初に、年齢を重ねることによる身体的な変化、社会的な活動状況の変化などの日本の高齢者の全体的な傾向を理解するために、25の質問からなる小テストを行った。そして回答を説明するなかで、今日の高齢者の実像を受講生に理解してもらった。高齢者という人々を、自分や自分の周囲の人々から考えるだけではなく、各種統計調査などの結果から客観的に理解してもらうことの大切さを知っていただいた。

次に高齢者人口が増加する日本社会への対応策として、国が進めている「地域包括ケアシステム」の実態とその課題について説明し、考えてもらった。自立が強調される今日の日本社会の中で、公的な基盤が整わないなかでの自立で果たして良いのだろうか、という点を考えてもらった。