地域をつなぎ、地域を紡ぐ―民生委員・児童委員活動―

10月1日（土曜）3時限：板倉香子

この講義では、民生委員・児童委員に期待される役割（住民の立場に立った相談対応・地域福祉活動の展開）と活動の実際を知ることを目的として組み立てました。

前半では、大正時代から始まる民生委員制度の歴史について、時代とともに少しずつその立場を変えながら、しかし一貫して住民の立場に立って活動を行ってきた経緯を簡単にふり返りました。

後半では、民生委員制度の概要とその幅広い活動内容（住民の相談・支援活動、行政や関係機関・団体との連携、地域福祉活動・自主活動）について説明し、実際の活動の様子をVTRで視聴していただきました。

VTRでは、活動へのやりがいを語る民生委員の姿のほか、専門職や地域住民と連携して地域の課題に取り組む姿を紹介し、解説を加えました。地域の課題を民生委員がひとりで抱えるのではなく、地域のネットワークの一員として、多様な専門職と連携することの大切さ、住民だからこそできる活動の魅力と期待を述べて講義を終了しました。